残念な話 答えはない | メガネ先生のブログ

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 うちの生徒が学校で財布を盗まれました。財布の中身が抜かれ、トイレのゴミ箱の中から空の財布が見つかりました。高校側は警察に報告し、事件化されるようです。内々で済ませることは良くないとの判断は令和という時代を考えれば正しいとは思います。しかしどうやら友達の犯行で加害者の生徒は、学校を退学するようです。ただ本当にこれでいいのでしょうか?加害者は単に自分の罪から逃げただけではないでしょうか?その生徒は一生自分の過ちから逃げ続けるのでしょうか?更生する機会を失ったように思います。

 昔はどうでしたか?金八先生を見ていた世代からすれば、なんとかしてそういう生徒を真っ当にするために先生は頑張ったのではないでしょうか?そういう熱血先生はいたはずです。昭和が正しく令和が間違っているというのではなく、大人が子供の教育を諦め、ただ切り捨てて社会は良くなるでしょうか

 今の学校は子供を教育する場という理念が薄くなってしまって、たとえ子供でも犯罪は犯罪として冷酷に切り捨てると決めているようにも感じます。学校で発生する事件は、今や拡散されるスピードがあまりにも速いこともあり、一歩対応を間違えると世間から袋叩きにあいます。学校は謝罪に追われるし、抗議の電話なども来るのでしょう。埼玉の私立高校で起こった生徒が校庭で起こした車の死亡事故も、横浜の中学生が池袋の交通事故の被害者に送った誹謗中傷メール、いじめや暴力事件の件数の増加、小学生から高校生まで起こる盗撮事件、あげればきりがないほど学校が危機的です。でも、それでも先生は生徒を守る側でいて欲しいし、そうありたいと思っています。

うちの生徒は今回被害者でした。でも加害者側だったとしても、怒りはするけれど、見捨てたりはしません。どうしてそんなことをしたのか話を聞いて、過ちを認め謝罪をさせて相手に弁済をし、生徒同士が和解できれば、どれほどお互いにとって良かったでしょう。人間は時に過ちを犯す生き物です。だからこそ許しと和解の機会も経験して欲しいと思うのです。