雑記 国際経済 | メガネ先生のブログ

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 日本が失われた30年と言われた時期は、バブル崩壊から始まりました。私が大学生だった時にバブルが崩壊し、日本は長いデフレ不況に突入し、就職も超氷河期と呼ばれました。その後世界の景気を牽引したのは間違いなく中国でしたが、残念なことに中国はもっと厳しい時代に突入しそうです。中国はギャンブルが好きな国民性ですが、国策が大きな失敗を招きました。世界を牽引できる産業を産み出そうと躍起になっていましたが、次世代に電気自動車が来ると補助金を出しすぎ、技術が追い付かないまま破綻する会社が後をたちません。携帯アプリやEコマースの会社のは幾つか立ち上がりましたが、国内での安売り合戦に巻き込まれ13億もの国民を豊かにできるほどの外貨獲得にはなりません。

歴史上の必然として経済状況が悪くなると治安の悪化や、革命、戦争などの極端な結果に繋がるので、中露から逃げ出す富裕層も多いようです。

 確かに新しいものはスタートアップの時に手を出すことが一番利益は大きくなりますが(ビットコインしかりテスラ株しかり)上手くいくのは非常にまれなので慎重さも必要です。メタバースも電気自動車も様々な不便を解消しない限り圧倒的な普及にはつながりません。日本は電気自動車に不向きな環境(夏暑くて冬寒いとバッテリーの消費が速く高コスト)なので、いくら環境に配慮したいからといって充電に30分以上並ぶとか今よりも不便になることを受け入れることは難しいのです。

そういう意味では携帯のパソコン化とドローンの活用、ロボットの普及くらいしか、ここ30年で大きく変わったと思えることはないかもしれません。コロナが挟まったことも大きかったですが、IR関連も遅々として進んでいません。少しポーカーが流行しているくらいで、衰退している業界の方が多いのではないでしょうか。勿論細かく業界を調べれば多くの成功しそうなスタートアップ企業はありますが、頑張って世界を良くする会社になっていただきたいものです。