退職代行にみる日本の現状 | メガネ先生のブログ

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 組織と戦うということは非常に難しい選択であり、現在様々な会社、団体、組織で個人が団体に対して異議を唱えたり、権利を侵害されたり、訴えを起こしたりしている。残念ながら人はどこかで戦わなければならないと義憤にかられる時があります。なぜなら社会は理不尽に満ちているからであり、権力者はそれを理不尽だとは思わないからです。例えば現在、兵庫県の園田競馬では一人の女性職員の解雇について戦っている一人の理事(イグナイターの馬主さん)がおられます(私は個人的に応援しています)し、イナバ食品の新入社員たちの辞職問題も、北海道選出の国会議員の理不尽な航空会社に対する要求も、権力を握った者たちが自分たちの力を過信して起こった問題でしょう。国会議員に対してはマスコミがハイエナのように群がって報道しますが、広告主であるイナバ食品や、地方競馬の些末ないざこざと判断し、あまりニュースにならないものもあります。それでもまだSNSが普及したことにより、こうした理不尽が急速に拡散されるようになったことは、今まで潜在化していたものがあぶり出され救いになる反面、デジタルタトゥーとして世界にあっという間に広がってしまうので、今まで以上に精神的にきつい世の中になっていきます。

 それにも関わらずタイトルにあるように退職代行に頼まなければ自分で辞職もできないとは、不思議な気持ちになります。会社によっては前職をどのような形で辞めたのかを調べたりするところもありますが、収入がなくなるのに費用を掛けてまで・・・必要は発明の母ですから、必要としている人がいるので仕事として成り立っているのでしょうが、それも含めて勉強だと思って自身で進めた方が、次のステップに進むためにも大事な過程だと思うのは昭和なのでしょうか?面倒なことから逃げると癖になります。戦うことを恐れていると守るべきものが守れなくなりますよ。