国を捨てる人たち | メガネ先生のブログ

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 最近、アメリカに不法で移民する中国人が激増している。習近平政権に嫌気がさして国を捨てる覚悟の人が増えているということです。最近の中国の経済不況は留まることを知らない。就職難、デフレ、人口減少、不動産不況、株価の下落で経済に良いところがほとんどない状況なのに、外資が進出しにくくなる反スパイ法を施行するという意味不明な状況だ。当然中国への海外からの投資は激減したし、株価も大幅に下落している。バブルの時に日本が海外の不動産を買い漁って、後に大きなしっぺ返しを受けたことを知らないかのような現在の中国の経済無策は、中国経済をどん底まで叩き落すかもしれない。最も高い買い物である家を購入したにもかかわらず、それを手に入れられないとしたら、そんな信用のおけない経済社会で誰がお金を使おうというのだろうか?結局お金は信用で成り立ち、その信用が失われれば外貨に変えたくなるのも当然なことだ。知識人であればあるほど、人民元を手放して、ドルや円、ユーロなどの国際通貨に変えておくだろうし、出来ることなら生活基盤を中国から移すだろう。

 もし、私が習近平なら国の方針を大幅に変更して、共産主義を掲げることをやめるだろう。そもそもコロナ時にも強権的にゼロコロナ政策をやって経済を止めたにもかかわらず、給付金や、企業への補助金を一切出さなかった中国が、社会主義の国と言えるだろうか?もはや完全な自己責任の資本主義国家と変わらないか、それ以下と言ってよい。国家の権力を掌握し、自由に決められるのであれば寧ろ親米路線に変更して、ロシアや北朝鮮と決別する選択をすれば、世界は大きく変わるだろう。共産主義とは名ばかりで実態は国の内需で儲けた金持ちが、我先に逃げ出す国になっている。稼いだものを平気で没収する国で頑張る意欲が湧かないのも当然だろう。国を捨てるということは自らのルーツと決別することで簡単ではない。それくらい国民が追いつめられているということを認識した方がいいし、それは日本人でも同じだ。