やっと録画を見れました!
かなり古いアニメです。

原作がファンタジー苦手な自分が
唯一購入した
酒見賢一の『後宮小説』です。
中国風の架空の国である素乾国を舞台とした、ファンタジー小説で
1989年の日本ファンタジーノベル大賞を受賞した酒見賢一のデビュー作

ど平民の天真爛漫な銀河が
妃になれば三食昼寝付きになると聞いて
宮女の募集に応募
皇帝である双槐樹(コリューン)と出会い
混迷極める宮廷で
『都合の良い女』として正妃に選ばれる。

しかし否応なしに戦は起き
銀河は後宮の女性を守るために戦う

最初は銀河を利用するつもりだった
双槐樹はいつの間にか心底銀河を大切に
思うようになっており
死を覚悟して投降した双槐樹は
会いに来た銀河と一夜限りの契を結ぶ。

双槐樹は毒殺されるが
たった1度の契で宿った2人の子供が
成長した後に天下を平定する。

ざっくり言うとこんなです。

原作はファンタジーと言うには
1607年とか具体的な年が出てきたりするので、
『えっモデルの国あるのかも?』と
探したくらい、中国思想が見事に織り込まれてますし、具体的(^◇^;)

内容はアニメと正反対
人間のドロドロや戦の残酷さが満載
読み応えのある歴史小説ばり。

登場人物もかなり個性的で
ライバルのセシャーミンは
銀河の見下し方が面白い

双槐樹(コリューン)の姉
玉遥樹(タミューン)は弟に恋慕してて
プライドが高い
周囲とも気安く話をしたりしない😅


そういうとこはアニメでは
子供向け?になってるうえに 
かなり端折ってる!
端折りすぎて
『えっ!いつ銀河との間に恋愛感情生まれたの?』とか
ツッコミどころ満載ではあります(笑)

でも不思議な見応えがあるんですよね。
何度も見てしまう😔

声優も佐野量子(タレント?)や
市川笑也だったりと素人くさい~😓

銀河はコリューンを女と思ってて
男と知ったのは結婚した日!
なのに市川笑也さんは
最初からまるっきり男として演じてる
だから男と知って驚く場面も、
共感性が低い(笑)


でも!この絵を見て
何か思い出しませんか?

主人公の銀河




双槐樹(コリューン)


玉遥樹(タミューン)

そう!ジブリのアニメ!
宮崎駿さんは関係ないそうですが
後のジブリスタッフは関わっているようです。
めっちゃジブリっぽいアニメですな~🙄

個人的には小説をおすすめします。
アニメを見るにしても
小説の基礎があったほうが楽しめますね

原作は古い割に
今でも手に入るって事は
評価されてる作品なんだと思います。

結末も本当に風のようです。
未だに何度も読み返したくなる
秀逸な小説です。