ベチバー
例えば
大地がパカーンと割れ、地球の内部が剥き出したとして。
そしたらこんな感じ、こんな香りがするのかなあ。。と思っちゃうようなディープで濃密な香り。
ベチバー精油の原液は茶色の粘りけのあるものですが、巷では精油としては地味であるものの、今の世の中には持ってこいの香りだと思います。
香りとしては
ウッディでスモーキーで隙間のない重たさがあり
まさに茶色い香り。
ベチバーの精油抽出部位は根っこですが、その形状は、黄色~赤褐色の細い根っこが絡み合いスポンジ状の塊を成しているようです。ひとつひとつは細く弱いような根っこが「繋がって」るんですね。そして、塊を形成する。
取り出される精油はかなり濃厚。そのそれぞれが密に絡み合う塊状の根っこを連想させるような、隙間のない、重たい香り。
と、思いきや、一瞬葉っぱの青くささが横切る時があります。
このベチバーはイネ科植物ですが、まさに借りとり前の青くさを持つ田園のイネの香りです。
大地の香りに、その大地をスパッと切り裂くナイフのような鋭さをもった葉のような香り。
ベチバーは熱を冷まし、滋養、鎮静。
そして仕切り直しての高揚させるパワーがあります。
この高揚させるというのはアゲテアゲテというよりは、立つべき位置に立ち返らせ、その足元から一気に押し上げるような力強さがあります。
破壊と再生
新たなものを生み出すには現存する古くて不要な何かを壊して場所を作らねばならない。
そして生み出すには生みの苦しみが生じます。息苦しさも。。
まさにこの過程をベチバーは表しているかなと思います。
この隙のない、ディープな重たい香りは、まるでその人を守るべく「保護膜」のような感じ。
抗うつや割とヘビーなもっと深刻な精神的な障害なんかにも、かなり濃厚に向き合ってパワーを授けてくれます。
土台そのもの、根幹部分でのアンバランスさが原因で、ヨロヨロと定まらない・拠り所なくふらつき不安定なとき。
緊張やストレスで、軸や土台が侵食されちゃったとき。
ベチバーのしつこい保護膜がシールド強化してくれるでしょう。
気付くのが早ければ修正・補強で元々を生かして改修できる。
けど
すでに軸や土台がボロければ、いっそ壊して、新たに築けばいい。再生は再び生まれる。はじめましてよりも、きっと強く生まれるのが再生なのかも


