高校時代の同窓会に行ってきました。
平静を装いつつもドキドキしながら参加してきましたが、同窓会っていいものですね。
私はいわゆる陽キャではないので、キャーひさしぶり〜!ってたくさんの人に駆け寄っていくようなことはしなかったけれど、ああみんな変わらないな、私にも青春時代があったんだな、そしてみんなの青春時代に、ほんの少しだけど私もいるんだなっていうのがとても嬉しかったです。
何より嬉しかったのが、当時好きだった男の子の存在を確認できたこと。
高校2年から3年くらいの頃に大好きな男の子がいたのですが、若気の至りというか私の未熟さゆえ?なんとなくイヤ〜な雰囲気で卒業することになり、明るく「ひさしぶり!」とは言えない関係になってしまいました。
だけど、人生の節目節目でその子のことは思い出していて、今となっては「ああ、あの子のことを好きになって本当によかったなあ」と心から思います。
結婚して出産して子育てして、この先もう「昼顔」みたいなことがない限り笑、誰かにときめいたり切ない片想いをしたりとかはないのかなと思うと、青春時代に大好きな人がいたことが、本当にありがたくて幸せなことだと感じられるようになりました。
だからこそ、好きだったその男の子の思い出を大切にしたくて、高校時代のあのまんま真空パックして取っておきたくて、今現在の彼の姿とか情報とかで上書きしたくないなとも思っていました。
だから「あの子は同窓会に来るかな?」「来なかったなあ、ちょっぴり残念」っていうのが一番いいのかなと思ってたんですよね。
だけどいざ会ってみたら(と言ってもだいぶ遠目)割とそのまんまで、でもそれなりに年を取り、そしてそれを見た自分の心も変にざわつくこともなく、素直に「ああ、あの子だ、あの子のこと好きだったなあ」と昔を懐かしめたので、会えてよかったな、同窓会参加してよかったなって思えました。
私はその子のことが大好きだったけれど片想いだったので、その子の人生には私の名前をあまり残したくはなくて、だから今更話しかけたり「今何してる?」なんてことは聞きたくないけど、私の人生に、青春時代にあの子がいた、大好きな男の子がいた、っていうことを実感できたことで、価値ある会になったなって思います。
かなりひさしぶりの同窓会で10年ぶりくらいだったのですが、次は40歳の時に開催するとのこと。(結構すぐ)
その時にも彼が来てくれたらいいな。
高校時代、遠くから見つめてたあの感じを、40になっても思い出したり追体験できたら幸せだな。
私の青春時代に好きな人がいた、っていう事実が、その事実が消えないことが、本当にありがたくて幸せです。
それでね、旦那さんのことですが、旦那さんよりその昔好きだった男の子の方が好きかというとやっぱりそこは別物なんですよね。
そもそも次元が違う感じ。
純粋な一方的な恋心だけ取り出したらやっぱり青春時代の片想いの彼の方が好きだったかも知れないんですけど(積み重ねた年数もあるしね)、人を愛するってそれだけの気持ちじゃないじゃないですか。
旦那さんに対しては、まず私を好きになってつきあって結婚してくれてありがとうという想いがあるし、私に捨てられたり裏切られたりしたら旦那さん可哀想過ぎるし笑、大切にしなきゃっていう気持ちがありますよね。
私を好きになってつきあって結婚してくれたのは旦那さんだけで、それは昔好きだった彼はしてくれなかったわけですから、私にとって大切なのは当然旦那さんです。
片想いの彼に好いてもらえなかったからこそ、旦那さんが私を好きになってくれたことのありがたさを実感できますしね。
それに、もしも片想いの彼と両想いになったり結婚したりしていたら(こんな想像するのもおこがましいですが)、今みたいにその彼のことを幸せな気持ちで思い出すことはできなかったと思うんですよね。
恋を成就させず片想いでい続けることこそ、恋心を真空パックして取っておく一番の方法なのかも知れません。
青春時代の片想いって、理屈じゃない輝きがありますよね!っていうね。
なんかもうね、キラキラしてます、青春時代って。笑
同窓会の知らせが届いた頃から、ずっと楽しみに、懐かしく、昔を思い出していました。
高校時代の、あの17歳18歳のあの彼が、私の心の中にいつまでもいてくれて、いつまでも私の推しです。
この世界のどこかで、今も彼が幸せに生きていてくれたらいいな。
って先日会ったばっかだけど笑
ユーミンの歌詞を借りて言えば、君は私の青春そのものです!
ずーっと大好き!
私と出会ってくれてありがとう!!