変わっていく、家族〜その101〜 | ぽんこたつ欲しいみかんの毎日気分は凸凹~生きてるからこそ~

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母の介護、父の死をきっかけに2016年にうつ病になったことから、転職を繰り返し、仕事社会から離れて今は生活保護で暮らしています。家族のこと、日常の出来事、病気やメンタル、伝えたいことや空想、情報など思うまま綴るまとまりのないブログです。

今日を、迎えられたことに、感謝。 



過去のことを振り返るブログを書いています。



ご興味のある方は読んでみてください。



2015年1月頃の話。


急に沸き起こったモヤモヤ。


フツフツとした怒りのような…

叫びたいような…


両親に言いたい❗(父は天国だけど…😣)

やっぱり、あなたたちは、自分の育て方を間違っていたみたい‼もう‼



過監視で、なんでも押さえ付けられてきた。

希望も、夢も、やりたいことも。

不満も。

何ひとつ口にすることは許されなかった。


父は、親の威厳を保ちたいだけで威張っていた。

仕事をよくさぼり、お酒は毎日浴びるように飲み、俺は偉いんだ、お前ら追い出されたくなかったら、言うことを聞け。

給料の半分は親の娯楽に飛んでいき、生活設計もいい加減そのもの。

役にたたない奴は出ていけ。


それが、口癖。


親を怒らせないように、暴力を振られないように、顔色ばかり伺っていた日々。


親は偉い。
だから、威張ってるんだ。


その意味を完全に間違えて理解し、貧乏なのに過監視で、厳しいというより押さえ付けられてきた。


そこに、自分の意志が存在することは許されない…

幼い自分でも、身の安全さえ保障されない家でわかったこと。
頭ではなく、身体で。


ずっと、そうやって生きてきた。


高校なんて行かせる必要ねえ‼働け❗


と威張り散らす父を、なんとか抑えて、

母は、せめて子供たちには高校までは行かせてと、押しきりました。


ただし。

自分の進路、受験高校も、母が決めました。

しかも、公立一本。併願もダメ。


まったく、母の決めた高校に興味のわかない自分。

なんで、高校まで自分の希望を聞いてもらえないのか…

さすがに、文句を言いました。

とても、勇気の要ることでした。


母は、お願いだから、私の希望を叶えて…

あんたには、まともに生きてほしいの。


この家庭がまともではないのに。

親はただ威張り、親という立場をおおいに利用して、子供のことなんて考えてもいないではないか…


それでも、母の言いなりになるしかありませんでした。

他の高校に行くなら。お金は出さない。


一人で生きてきな。


生まれてはじめて、自分で自分の事を決めることができたのは、就職活動の時でした。


ただただ、遠くに通って、楽しみたい。

自分にとって、就職は、家を出るために必要な、唯一のチャンスに思えました。



いざ、働くようになると。

一見、社交的な自分。明るく、誰とでもすぐ仲良くなれる…。

でも、それは恐怖の裏返しで、いつもそれを知られたくない一心で、必死に振る舞うしかできない、悲しい姿…

自分という人間を持ったことがない。

いつも言いなりで、意見を言えない。


それは、八方美人、自分を持ってない、実はいい加減な人…と指摘されるようになっていました。


環境って恐ろしい。

なにかが違う、なんとかしなきゃと思っても、身に付いてしまった習性、長年で形成された性格…なかなか変えることはできるものではない。


希望。夢。


そんなものは、あきらめるもの。

頭の中で思うだけの、それこそ、夢。


ただ、親元から早く解放されたかった。

自分だけの空間が欲しかった…



自分は、アダルトチルドレンかも知れない。


いつしか、そう思うようになりました。

いつも、なにかに怯えている。

人と接するのが怖い。

自分で物事を決められない。


両親を恨みました。


父が、外では何もできず、いい人を装う、いやそういう風にしかできないことを知り…


建前ばかりで、非常識な行動ばかりとる両親をみて、普通ではないと知り…


やっと、自分の欲しかった空間を手にいれた。

でも、希望や夢。好きな事。やりたい事。


あきらめることを当然と植え付けられた自分に、ひとつの何かを極めるということは、想像以上に難しい事でした。


あんたは、親のために生まれてきたんだから。


そう、言われたことが何度かありました。


正直、親に振り回されっぱなしの人生。

自由になったようで、そんなことはない。


ほんの数年前。

変わってきた父に、弱くなってしまった母に。

お前にはとんでもない苦労と、人生を背負わせてしまった…なのに、何もしてやれない。

と謝罪されました。


何も、言えませんでした。

本当のことだから。


でも、恨むことさえ、できなかった。

あまりにも、情けなくて。

両親を、許すことにしたのは、その頃でした。

それで、自分の人生が戻ってくる訳ではないけれど。

許し、でもこれから変わってと、両親に訴えごとをしたのも、この時がはじめてでした。


気付けば情けない、弱い大人になってしまった…

こんなんではいけない。

ずっと、そう思ってきた。


今から。これから。

自分の希望。夢。好きな事。やりたい事。


小さな事でも、自分の思うままに…


変わりたい、少しでも。

これからだって、やり直し、できますよね?


だって。自分の人生。

自分だけの人生…

親のためじゃなく、自分が生きるために生まれてきた…


そう、思いたい… 。