昔、プチ鬱でした。 | ぽんこたつ欲しいみかんの毎日気分は凸凹~生きてるからこそ~

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母の介護、父の死をきっかけに2016年にうつ病になったことから、転職を繰り返し、仕事社会から離れて今は生活保護で暮らしています。家族のこと、日常の出来事、病気やメンタル、伝えたいことや空想、情報など思うまま綴るまとまりのないブログです。

先日書いた職場のブログにいいね!とつけてくださったしげさんのブログを拝見し、ぞくっとしました…


今朝の母親がまさにそれだったからです。


ただならぬ不安を感じ、離れてはいけないと思い、会社をまた休んでしまいました…。
ですが、自分が母の立場ならきっと同じであったろう…そりゃそうです。


二人で泣きながら、父の話をし、父が悲しむよと慰め、だいぶ落ち着きました。
こういう時は、自分と普段抑えてる感情が噴き出し、止まりません。
でもそれでいいと思っています。


かつて自分もプチ鬱になったことがありました。

前に書きましたが、正社員で勤めていた職場の人間関係…イジメが原因でした。

理由はわかりませんが、最初から目の敵にされ、言葉のイジメ、呼び出しなど…毎日のようにありました。

毎日が辛くて、電車に乗ると冷や汗や震えが止まらず、何度も途中下車しました。
会社に行けず、家でひとり1日食事も出来ずただ寝ている日が続きました。

自分は弱い、もう…………

何度もそう思いました。

やっとの思いで心療内科に行き、軽い鬱だから、精神科にかかった方がいいと勧められました。

ですが、精神科の予約は半年先まで埋まっており、行くことはできませんでした。

さすがにまずいと思い…友達や同僚に相談しました。

結局会社を辞めることにしました。
自分以外にも、嫌がらせやパワハラで辞めた人もいました。
当時、被害者仲間としてよくお互いを慰め合っていた男性社員も辞めてしまったのも、要因でした。

辞めたら後が大変……周りから随分言われましたが、自分にはそうすることしかできないと聞く耳を持てない状態でした。

あの時はただ逃げたかった…
そしてゆっくり休みたい…
そればかり思っていました。


あの頃の自分は今より弱かったと思います。
今だって対して代わってないと思いますが…

正社員を辞めたことは後悔することはありますが、あそこを離れて良かったと思います。

会社を辞めて、はじめの一週間位は、家でのんびり過ごしていました。
解放されたみたいで、少しも退屈しませんでした。


平日の昼間、のんびりできるなんて…とてつもなく贅沢に思えました。


しかし、1ヶ月程過ぎ、ウィンドウショッピングに行った時です。

ちょっと気になる服があり、広げてみているところに店員さんが声を掛けてきました。

店員さんにとっては普段と変わらない行動だと思いますが、自分はなんか…じーんとしてしまい、涙がこみ上げてくるような感じがしたのです。

なんとか会計を済ませ、お辞儀をしている店員さんとまともに目を合わせずにその場を去りました。

少しの間、どきどきが止まりませんでした。
自分でもなんでなのかよくわからず…気がついたら泣いていました。

人に話しかけられる事も、親切にされる事もひさびさで嬉しかったのです。
でも同時にこれは異常だ とも感じました。

社会復帰しなくては…………

あれだけ人との関わりから逃げたかった自分なのに……

寂しい。そう思いました。

その時の何気ない会話が、大げさかもしれませんが、人と触れあうことの大切さに気づかせてくれました。

それからは、時々電車に乗ったり、友達と会ったり、自分なりのリハビリをしました。

自分ときちんと向き合え、前にすすめたのかは今でもよくわかりません。

ただ、人はひとりでは生きていけないという事だけは、この当たり前のことが身にしみました。



そして、母には穏やかに過ごしてほしいと思っています。
困るところも沢山ありますが、この先どうなるかなんてわかりませんが、とにかく生きててほしいです。