プライスカードやPOPは手書きが良いですか?
それとも活字が良いですか?
陳列にお悩みの販売員さんからよく尋ねられる質問です。
これって、
結構意見が分かれていて、
「そんなの手書きが良いに決まっている!」という人と、
「活字でなきゃダメ!」という人に分かれます。
で、私は・・・というと、
どちらが良いというよりは、
上手な使い分けが必要だと思っています。
そもそも、
活字と手書きは、
それぞれ長所と短所があり、
一番理想的なのは、
その両方の長所を最大限に活かすようにすること。
活字の長所とは、
きちんと感とか読みやすさ・わかりやすさ。
でも、
どうしても没個性になりますし、
大量生産のにおいが出てしまいます。
一方の手書きの長所とは、
その逆で、個性的であり、手作り感が出るという長所がある一方、
煩雑に見えやすく、かつ読みにくい等の問題が発生することがあります。
だから、
そこを上手い具合いに混ぜて使うのが良いと思っています。
例えば、
価格や入数や賞味期間、
そして、アレルギー等の表記については活字。
間違いがあっては良くない事項については、
活字を使用したプライス・POPを使う。
一方、
商品説明やオススメポイントといった内容は手書き。
思いやこだわりを伝えたい事項については、
手書きを使用したプライス・POPを使う。
そういう風に使い訳を考えるべきだと思うのです。
だから、
活字対手書きのバランスを、
5対5にするとか、
6対4にするとか、
ある程度の比率を決めて、
どちらかに偏り過ぎないようにするという意識が必要なのです。
あなたの店の活字・手書き、
そのバランスは意識されていますでしょうか・・・。
ちなみに、
「話し方」テーマで、
なんでプライスカードやPOPのことをお伝えしているのか・・・。
それは、
実はプライスカード・POPのあるべき姿は、
そのまま「話し方」と連動していると思っているから。
つまり、
自分の言葉=手書き
マニュアルのセリフ=活字
そう考えられるのです。
多くの菓子専門店は、
クレームを最小限にしようとマニュアルでがんじがらめになっています。
でも、
それって、没個性で、大量生産のにおいがプンプンする店と感じさせてしまいます。
適度なきちんと感の中に、
自らの言葉を上手にちりばめること。
本音を上手く混ぜ込むのです。
プライスカード・POPと同じように、
そのバランスを考えることも必要なのです。
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〈鈴木〉