春山満の本棚 | 車椅子親父と息子の『生き抜く哲学』

春山満の本棚

これから定期的に親父の本棚を紹介させて頂きます。
なぜ、本棚を紹介させて頂くのかというと
親父の講演会やセミナーで毎回出る質問が
「春山先生は、どの様な本を読んでいたのですか?」なんです。

私は親父が読んでいる本なんか気にならなかったですが、
春山という男に興味を持ってセミナーなどに参加された方は
何の本を読んでいたのかが気になるんだな!?と思い、これから少しづつ紹介させて頂きます。

今回、紹介させて頂くにあたり親父にインタビューして
読んでいた時の心情であったり、
その本がどの様な影響を与えたかなどを聞きましたので
興味をお持ちの方は
最後まで見て頂ければ幸いです。

インタビューの模様です↓
車椅子親父と息子の『生き抜く哲学』
車椅子親父と息子の『生き抜く哲学』



本日は親父が10代、20代で読んだ代表的な本を紹介させて頂きたいと思います。
まず、親父が本を読み始めるきっかけとなったストーリーから説明させて頂きます。


本との大きな出会いは高校生の時であるが、一時期小学校2年生~4年生の頃に本を読んでいた。当時は主に伝記(野口英夫・キュリー夫人・フランクリン)を読み、世界の七不思議などを読んでいたが、小学校5年生からスポーツなどに没頭し始めた為、高校生になるまで本を読まなくなった。

高校生になり私が本を読むきっかけとなったのは1人の友人との出会いである。
彼は本屋の息子で少し大人びた雰囲気の持ち主であった。いつも小脇に本を持ち、喋る言葉も理路整然と話す彼の姿に憧れを持った。始めはあまり仲良くなかったのだが、あるきっかけで彼と話すようになり、どんな本を読んでいるのか訊ねた。その時に読んでいた本が「北杜夫」の本であった。当時、北杜夫の名前も知らず何がおもしろいのか全くわからなかったが、本屋の息子に憧れを持った私は彼のスタイルを真似て北杜夫の本を読むようになった。彼の「本を読む格好良さ」から私は本を読むようになったのである。
しかし、読み始めてからは大変だった。3ページ読むと眠たくなり、40ページほど読むと本の内容がわからなくなりまた1から読み始める・・・。とにかく「本を読む格好良さ」に私は惹かれていた。気が付くとどくとるマンボウシリーズから、挫折の中から様々な道を見つけていく物語や独特の北杜夫の世界観に魅了されていくと同時に、全く自分とは違うタイプの人間が物語を走らせ世の中の物の見方を私に教えてくれた。

高校1年生の時にユニークな生物の先生と出会った。その先生は「1日5冊の本を平行して読みなさい」と私にメッセージを残し、そしてそんな先生に私はまた憧れを持つようになった。トイレで読む本、通学中に電車の中で読む本、今一番読みたい本、学校の授業をサボって読む本、寝る前に読む本・・・。私の頭は整理がつかなくなった。一方でその作者が影響を受けた小説家やシーンなどの道を探っていくようになり、どういうわけか私は10代後半から20代前半まで「文学」の道にどっぷりはまっていったのである。

私が24歳~26歳の頃、真っ暗な絶望から道を求めていく中で「吉川英治」との出会いは大きかった。解りやすい文体で物語が流れ、何よりも吉川英治が描く登場人物に生きた血が通っているように感じた。三国志・親鸞・宮本武蔵などを読み、改めて吉川英治本人に注目した所、壮絶な苦労をしていた事が解った。貧乏で学校に行く事ができず、日雇いで風呂場の薪焚きをしながら本を読む生活。そこから這い上がってきた吉川英治の姿から、自分だけが苦労しているのではないと私は感じ、さらに吉川英治に惚れこんでいった。



今回はこの2名を紹介させて頂き、
春山満の本棚に記録していますので下記のリンクから入ってみて下さい。

ブクログ