思えば遠くへ来たもんだ③ | ななみの 思えば遠くへ来たもんだ

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超都会派志向の私が、まさかの北海道へ移住。

現在の北海道生活や、時々過去、日々思った事を綴りたいと思います。

宜しくお願いします。

一週間程経って彼から手紙が届き、彼が東京の住まいを引き払い北海道の実家へ帰った事を知りました


手紙には、北海道へ帰った経緯や彼が悩んでいた事が書いてあったのですが、私は彼が悩んでいたのを全く知らなかった訳ではなかったんですよね



でも
   『大丈夫』
と言う彼の言葉をそのまま受け止め、それ以上彼の事を思い遣らなかった
と言うか、彼に向き合おうとしなかった



実際は全然大丈夫じゃなくて、彼は思いつめていったのに、

その頃はHの回数も少なくなっていて…
それを私は二人の関係のマンネリ化や、この先の別れを感じたりしていました



私達の関係は、私の方が”俺様”な感じで、
私からはほとんど電話もしないし、デートよりも迷わず仕事を優先させるような、
まぁ、可愛げのない”彼女”でしたね



そんな私の何が良くてずっと好きでいてくれたのかは分からなかったけど、彼の私を思う気持ちに胡座をかいて、私は完全に付け上がっていました


6年間も付き合ってきて、彼に対して傲慢でいた自分に、

嫌悪と罪悪感です




あの日、わざわざ

   『遠回りして帰ろう』

と言った彼の言葉が思い出されました


私ともうこの道を車で走る事は無い事・・・
最後のデートになるかも知れない事・・・
きっと彼はそれを覚悟しながらのドライブだったんでしょうね


あの日の帰り道、前を走る車のマフラーが泡を吹いてるのを見て二人で笑いました
途中の休憩スポットや夕食…

あの時の彼はいつもと変わらなかったーー
ように私は感じていました





手紙には

北海道で私と結婚したい 
と、
私と別れるのは何よりも辛い

と、書いてありました




   『別離』か『結婚』

その時の私はどちらかを選ぶしかないように思ってしまいました



今ならね、そんな乱暴な選択をしないで、もっと違う選択を模索するのですが…
あの時は結婚しか考えられませんでしたね


あ~、あの時の自分に言ってあげたい!

          ”早まるな!私!!”





そして私は、親にも友人にも相談する事なく、北海道へ行く事を決めました


母は私が北海道へ行く事に、泣いて反対していました
親戚中にも泣きながら電話していましたね

あれからもう十年以上経ちますが、
私が北海道へ嫁いだことを、母はまだ心の中では許してくれていないのを感じます