こんにちは!('-^*)/
教習生の方が免許を取得するために頑張って勉強されていますが、最近テストの問題で間違いが多いのが、
車の構造についての問題です。
とくにAT限定で教習を受けられている方は、この「クラッチ」という装置がなんなのか?よくわかりませんよね…
今回はこの「クラッチ」という装置について書こうと思います!(^O^)/
※ 専門知識のある方が読むと言葉が足りない部分がありますが、まったく初めての人向けの説明ですのでご了承ください。
クラッチとは、正式には「動力伝達装置」と言って、
エンジンの力を車輪に伝えたり、切りはなしたりする装置です。
クラッチのペダルを踏んでいると(切るとも言います)エンジンの動力は車輪には送られていきません。
クラッチのペダルを踏んでいないと(つなぐとも言います)エンジンの力は車輪に送られていきます。
なぜこんな装置があるかというと、エンジンをかけて同時にタイヤが回ってしまったらいきなり動き出してしまって危険だからです。
では、クラッチを手のひらで例えてみましょう。
左側がエンジン、右側が車輪だとして、合わさっている手と手がクラッチだと思ってください。
車が発進する前はクラッチは踏んでいる状態なのでこのようにはなれています。
なので、アクセルペダルを踏んでもエンジンだけが回っていて車は走りだしません。
車を走らせるためには手と手を合わせなさなければ動きません。
でも、いきなり手と手を強く合わせてしまうと
動いているものと止まっているものをつなげることになり、バランスが崩れてしまいエンジンが止まってしまいます。
これがいわゆる「エンスト」ってやつです。
なので、いきなり手と手を強く合わせるとエンジンが止まってしまうので、手と手を軽く合わせに行きます。
すると今度は、軽く触れているとこすり合わせて手のひらを伝わって車輪が動き始めます。
この状態を「半クラッチ」といいます。
車輪が回っている状態になれば手と手を強く合わせても大丈夫!車が走り出した状態です。
ですので、車が勢いよく走っているときにいきなりクラッチペダル踏んで(切って)しまうと車のスピードが落ちにくくなります。
なのでカーブ内でクラッチペダルを踏んで(切って)しまうとカーブを曲がりきれなくなる恐れがあって危険です。
AT車にはクラッチペダルってありませんよね。
じつはAT車にもクラッチはあるんですよ!
エンジンとギヤの間にはクラッチが存在します。
AT車にもクラッチは付いてますが、ペダル操作をする車はありません。
MT車みたいにクラッチペダルを踏んで操作するものではなく、クラッチ操作は車が自動的にやってくれてます。
MT車が行う変速操作を自動にしたのがAT車なのです。
MT車はアクセル、ブレーキ、クラッチはすべて人が操作する車で、
AT車はアクセル、ブレーキは人が操作で、クラッチは車が操作する車です。
AT限定の教習生のみなさん、MT車のことも勉強しておいてくださいね!(^-^)/
(裕)でした。('-^*)/