僕は現在WBCムエタイ日本王者に位置している。
はずだった。。
当初は団体王者同士の試合が多数組まれ、後楽園ホールは超満員だった記憶がある。。
しかし、いつしか王座決定戦はNJKF内の選手で争われるばかり。
いつの間にかNJKF王者になったらWBCムエタイの挑戦者となる制度が出来上がってしまった。。
事実は下記の図の通り。
そしてWBCムエタイ王者となったらNJKFのベルトを返上しなくてはならない。
そうしたらまたすぐにNJKFの王座決定戦が行われる。
結局一つの団体の中に、2つのタイトルを作っただけのようなもの。
ただでさえ団体乱立でベルトの価値が下がっているというのに。。
この状態を僕は、
『ベルト・インフレーション』と名付けた。
→ 各プロモーターが認定ベルトを発行し、業界にベルトが多数供給され、ベルトの価値が下がる現象。
※注 別に物価は上がりません!
ベルトインフレーションが起きているこの業界で、
目指すべきはやはり首長族スタイルなのだろうか。。
(僕はRISE,シュート日本タイトルとチャンスがあったのに逃しているので、首長族スタイルは尊敬しています。)
同じような事はK-1、Krushでも起きている。
結局専属契約しているKrush選手の中から抜擢した選手と日本にいる外人や、呼びやすい外人使ってK-1世界ベルトと言ってるだけで、
実際はベルト・インフレーションが起きている。
Krushのベルトは、新生K-1が出来る前の方があきらかにベルトの価値は高かったであろう。
そしてK-1。
昔のK-1MAX時代は凄かった。
全日本キック、新日本キックといった主要キックボクシング団体王者クラスに、
シュートボクシング、空手や総合枠に、
RISE枠なんてDoAの王者がK-1MAXに出場出来るという過酷な道であった。
今はどうだ。
各団体・興行で選手を取り合っては契約で縛る。
専属契約した選手しか出場させない。
確かに専属契約した選手を使えばプロモーターの描くストーリーを作りやすい。
しかし格闘技のコアなファンってのは、
予定調和を求めて格闘技を見ているんでない。
想定外の結果から生まれるドラマを見たいんだ。
明日はどんなドラマが生まれるのであろう。
あまり興味はないが。。
しかし団体の垣根を超えた動きもあるのは救いである。
つまり!
何が言いたいかと言うと、
保護主義はよくない!!!