8月末の試合も、

 

 

いつも通り竜泉寺(温泉スパ)で減量の時、

 

 

サウナへ出たり入ったりの合間、

 

 

 

ぐったりしていると、

 

 

 

お店の方から、

 

 

 

大丈夫ですか?

 

 

 

と声をかけられました。

 

 

 

 -僕は格闘家で計量せねばならず、あと何kg規程体重まで落とさないおけないので-

 

って心の中で思い、

 

 

 

はっとしました。

 

 

 

確かに僕はいかにも減量の最後の過酷な水抜きでぐったりした様子であった。

 

 

 

だがそんな事、

 

 

 

お店の人間からしたら、

 

 

 

しったこっちゃないのだ。

 

 

 

お店は計量前に水抜きする格闘家を顧客ターゲットには決してしていない。

 

 

この施設は老若男女、誰しもが温泉に浸かったり、サウナで適度に汗をかいたり、心身ともにリフレッシュさせる癒しを提供する総合スパ施設なのである。

 

 

 

確かに施設の注意書きは目立つように大きな文字で掲示してある。

 

 

 

● 入浴前後にはしっかり水分補給すること

 

 

 

 僕が脱水症状で倒れて病院に運ばれたら、お店には多大なご迷惑をおかけする。

 

 

 

万一死にでもしたら、

 

 

保健所の立ち入り調査、

再発事故防止策の提出、

営業停止等の行政処分、

死人が出たことへの風評被害。

 

 

などの事も考えられる。

 

 

どれほどのご迷惑をおかけする事か。

 

 

お店だけではない、お店が営業停止、又は潰れてしまったら数多くの愛用者、サービス受益者にもご迷惑をおかけする。

 

 

30にもなってこんな事も考えられなかったとはお恥ずかしい。

 

 

たまに格闘家が減量中、サウナで倒れて病院に運ばれたとかの話をちょいちょい聞きます。

 

 

倒れるまでやらなければいけないなんて、

 

 

 

格闘家って大変。

 

 

 

などの、

 

 

 

 

同情の余地は1mmもないのだ。

 

 

 

 

この世に倒れるまでやる事なんて何もありません!

 

 

 

あっ、

 

 

 

皮肉な事に格闘技の試合ぐらいですか笑

 

 

 

 

試合前に倒れてどーする!?

 

 

 

そもそも階級制の格闘家がどーして減量するかというと、

 

 

 

一般的に相手より大きい方が優位だからに尽きる。

 

 

 

余分な物を削ぎ落とし、本来の骨格で戦った方が有利。

 

 

 

減量成功すればの話し。

 

 

 

しかし本来の骨格以下に減量する以外にもいくらでも努力して相手の優位にたてる術はある!

 

 

 

パワー、スタミナ、テクニック、戦術、etc、例をあげれば枚挙にいとまがない。

 

 

僕が思うに格闘家は減量に捉われすぎな気がする。

 

 

 

減量失敗した場合、(計量クリアしても試合でいいパフォーマンス出来ない場合の事)試合に負けた時はどーしてもその減量のせいにしてしまう傾向がある。

 

 

そんな言い訳するくらいだったら元気よく試合出来るもう一つ上の階級で戦えばいい話だ。

 

 

 

今度はそれを相手が大きいと言い訳するのだろうか。

 

 

つまり、

 

 

いずれにせよ、その体重で試合を受けた以上、

 

 

体重を言い訳にしてはいけない。

 

 

僕は1週間で減量できる程度の幅での試合をしている。

 

 

いや、1週間で調整できる様、日々調整しているとも言えなくもない。

 

 

僕はよく多くの方からブログ等のSNS見てます!って、お声がけ頂きます。

 

 

特に選手の方からは減量の事が大変参考になります!とのお声も聞きます。

 

 

マイナースポーツといえど、キックの日本王者の立場ですから、健全な業界の発展の為にも以下の事を推奨します。

 

 

●過度な減量をしない。

●水抜きする際はなるべく自宅やジムなどで暖房やサウナスーツで汗をかくなど水抜きに理解のある場所でおこなう。

●施設を使用する場合、施設のルールを厳守し同伴者をつけること。

 

 

なので、今後は真似しない方がよいであろう情報の発信は控えます。

 

 

減量の食事の事でアドバイスするとしたら、

 

 

これだけ食べれば大丈夫!等の食べ物・食品は存在しません。

 

 

全てはバランスです。

 

 

水分はなるべく水から摂取し、

 

 

3大栄養素のバランス、その内訳・摂取・タイミングを気をつけて下さい。

 

 

そしてネット等、メディアで飛び交う減量法を鵜呑みにせず、

 

 

この減量法がおかしいか無理があるかどうか判断出来る減量リテラシーを身につけましょう!

 

 

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こんな記事を書いて、いつか減量失敗する日が怖いです(笑)

 

 

その際はお手柔らかなご批判でお願いします。。