またまたタイムラグのあるブログで申し訳ないが、
4月2日、『Krush.75』を観戦した。
この日一番のインパクトがあった試合は左右田VS松下の試合ではなかろうか。
なかでも、この試合を面白く引き出したのは名物となっている松下選手の睨みつき?ガンをつける?メンチ切り?でしょう。
ご存知の通り、これは動物界では広く頻繁に見られる行為であって珍しいものでもない。
確かにこんな怖い顔して牙を向けられたら戦意喪失。。
キレイなクジャクだって、翼を広げれば自身の何倍にも見え、己を大きく見せる。
昆虫だって。。
※ちなみに人間の身体より遥かに小さいこのカマキリの威嚇に僕は何度腰を抜かして驚いたものか。。
このような威嚇で動物は戦いを回避し身を守っている。
でもこれから戦う事が決まっている格闘家に何の意味があるのだろうか。
相当のチキンヤロー以外、かなりの確率で意味がない。
むしろ闘志が湧くかもしれない。
なるほど。
熱しやすい選手なら熱くさせて隙が生まれやすくなるかもしれない。
いずれにしろ闘いは避ける事までは出来ないのである。
つまり、パフォーマンスの可能性が非常に高い。
格闘技の世界でよく見かけるでしょう?
この睨み合い。
果たして当の本人も本当に熱くなっているのかにも疑問がある。
相手の事がムカついて熱くなっていて、この距離で睨むのならまだわかる。
本人目線からはこんな感じで見えているからね。
しかし、この距離!!!
本人の視点からいったらこんな感じだ。
この距離からはもはや目も合わない。
何を見ているのかすらわからない。
皮膚、毛穴を見て熱くなるだろうか。
つまり、これはみんなからの視点を意識した、視座を変えられるプロフェッショナルな行為なのである。
ちなみにこれを我々一般人がエキサイトしたシチュエーションでやるのはお勧め出来ない。
それを教えてくれる動画がこちらだ。
キスを見せたかったのではない。
パンチに何の反応も出来ずにもらってしまった事だ。
人が目で見て脳の指令から身体を動かすまで0・2秒程かかるという。
この距離では反応出来ないのだ。
僕ら格闘家は試合中、パンチキック自体に反応して避けている訳ではない。
相手の攻撃のモーションから先読みして動いているから避けられるのである。
反射神経も確かに運動学習によって発達しているだろうが、これは洞察力他ならない。
予期せぬ攻撃をもらってしまう間合いは怖いものである。
それだから反応しきれない、やるかやられるかの間合いは戦いの上で大事なのである。
余談であるが、イギリス議会は与党側と野党側で対峙する赤い線が2本引いてある。
ヒートアップして刀を抜いても相手に届かぬ距離であるという俗説があるのは有名な話。
それほど間合いは大事である事を言いたい。
それなのに巷のケンカで輩が胸元掴み合っている姿は凶器の沙汰である。
いつどちらかがやられてもおかしくない。
喧嘩先手必勝の所以だ。
空手の押忍は、
その体制でも最大の防御力を誇る十字で相手の頭突きを守り、腕を払いのける動作。
か、どうかは僕は空手を習った事がないのでわからぬが。
僕は距離を置く。
ケンカに巻き込まれたくない場合、
一番の対処法を、
根気強くブログ記事を読んでくれたみなさんに特別に現役チャンプから伝授してあげよう。
ケンカになりそうな雰囲気を感じたら、、、
チワワ顔だ。
または、、、
桐谷美玲だ!
相手は戦意喪失間違いなし。
5月5日、
VS 森本一陽
試合前の睨み合いに注目だ!
果たしてチワワ顔かあるいは桐谷美玲が炸裂するのか!?
チケットはこちらまで!
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