1年前の今日、父はこの世を去りました。

60歳で定年退職した後は、テレビと犬(ポメラニアン)の守りのみの生活を続け、10年後には立派な❓糖尿病患者になっていました。

糖尿病に加え、亡くなる3年ほど前には、複数のがんが見つかり、更にはタバコを吸い続けた結果のCOPDとも診断されました。父の肺機能は通常の半分以下でした。

病気のデパートのような父でしたが、父は自分の生活を見直して、少しでも長生きしたいという意識の無い人でした。

「好きな事をして、好きな様に暮らして、それでお迎えが来たら終わり」

そんな人生を望んでいました。

 

去年の初夏頃までは、大躍進する阪神タイガースに「今年は優勝間違いなしや」と上機嫌でした。

ただ夏以降は、坂道をくだるようなスピードで弱っていきました。

コロナでほとんど面会も叶わず、最後に病院から電話を受けた時には、もう息をしていませんでした。

「特別な処置は必要ない。すぐに行くので、そのままそっとして欲しい」とお願いしました。


クリスマスまでには退院出来ると思っていました。余命僅かと分かっていたら、たとえ寿命が縮まったとしても、退院して、毎日顔を見に行ったのに。

カーテンだけで仕切られた病室で、孤独に旅立たせてしまった事は、今も胸が痛みます。


父より5ヶ月前に旅立ったポメラニアンのタロちゃんと、あちらで仲良くしているのかな❓

お父さん、本当に、お疲れ様でした。