私は大学3回生の時から約4年間、緩和ケア(ホスピス)病棟でボランティアをしていました。

主な業務は、お部屋の清掃にシーツ交換、おやつの提供など。週1回でしたが、今の私かそれ以上の年齢のボランティア仲間の皆さんに可愛がって貰いながら、活動を続ける事が出来ましたニコニコ

20床程度の病棟でしたが、亡くなられた方と入って来られる方の入れ替わりが毎週のようにあり、「人は死ぬんだ」という事を、教えられました。

この他にも、本当に本当に、たくさんの事を教えて貰った、4年間でした。


ある患者さんと、共に知るレストランの話で盛り上がった時の話です。その方が好きだと言ったメニューをテイクアウトして、食べて貰う事は出来ないか…と思い、ボランティア仲間のAさんに相談しました。

私はステキなサプライズになると思っていたので、てっきり賛成が得られるものと思っていました。

でも、返ってきた言葉は違っていました。

「病気が進行すると、味覚も変わってくる。それを提供すれば、病気の進行を思い知らされる事になるかもしれない。美味しかった楽しい思い出のまま、残してあげた方が良いよ」…って。


私は親切の押し売りをして、その方を傷付けてしまうところでしたあせる

支援は、自分視点ではなく、相手視点に立ったものでなければいけない。

大切な事に気付かせてくれたAさんには、今も本当に感謝しています照れ