我が子は二人とも、自閉症スペクトラム症という診断名がついています。いわゆる発達障害です。上が小学6年生。下が小学3年生の時の事です。
二人とも、日常生活の中での「困り事」は異なりますが、そう診断される事で、育てにくさは私の力量の問題ではないと、世間から認めて貰えた気がして、正直、私の心は軽くなりました。
しかし長男が中学生になったある日、「発達障害って、人の事を障害者呼ばわりしやがって❗」と息子に言われてしまいました。
息子の発した「障害者」という言葉に差別的な意味合いが含まれていた事が気になりつつも、息子を傷付けてしまったのは事実。猛省しました。
発達障害というのは、ここからが「障害」と区切れるものではなく、連続性のもの。個性の延長線上にあるものだと考えています。他の人よりその個性の際立ちが強いから、診断名がつく。
その事で、際立った個性を周囲に理解して貰い易くなり、周囲からの支援も受け易くなる。
その為の診断だと、私は考えています。
診断を受けた時に、その事をもっとしっかり、子ども達に説明するべきでした
でもその長男くん。後に登校を渋り始めると…「僕は発達障害だから不登校なんだ❗」と、ネットで仕入れてきた情報を私に見せて、「発達障害」を盾に学校を休む正当性を訴えてきました
確かに彼の発達特性を考えると、しんどい事も多いんだと思います。だから「発達障害」という診断名が必要な時もある。
それもうまく利用しながら、最終的には彼なりに、社会との折り合いの付け方を見つけていって欲しい。
今は、そんなふうに思っています
ガンバレ息子