カウンセラー業をしていると、「そんなに色んな人の話を聞いて、しんどくなりませんか❓」とよく聞かれます。
そりゃー「24時間、いつでも相談OK❗」だと確かにしんどいかもしれません。しかしカウンセリングには、「決められた場所＆お約束した時間」という枠があります。この枠があるから、カウンセラーはその人の話だけに専念出来るのです。
せっかく相談に来ているのに「こんなしんどい話を聞かせて申し訳ない」「何度も同じ話ばかりで申し訳ない」と思う必要は全くありません。
遠慮なく、言いたい事、聞いて欲しい事を話して欲しいと思います
全く整理出来ておらず、話が飛び飛びでも、遠慮は無用です。困った状態を一緒に整理していく為にカウンセリングがあるのですから…
私自身は、カウンセラー業とは、相談者の人生の分岐点に寄り添わせて貰える仕事だと思っています。それは凄い事だと思うんです。話を聞かせて貰う中で、私の方が学ばせて貰う事、勇気を貰う事も、めちゃくちゃ多いんですよ
相談に来られる方には、カウンセラーには遠慮せず、自分中心でカウンセリングの時間を使って欲しいと思います。
人の顔色を常に気にしている人にとっては、自分中心で時間を使う。それ自体が非常に意味のある事だと思います
最後に…
相談に来られる方にとっても、相談場所が決まっているのは、外部に漏れる心配のない空間で気持ちが吐き出せる安心感に繋がります。また時間に区切りがあるからこそ、際限なくしんどい話をするのではなく、気持ちを切り替えてその空間を出ていく事が出来るのです。
カウンセリングの枠というのは、カウンセラーにとっても、相談に来られる方にとっても、とても大切な枠なのです