前回記事の「赤堤六所神社」と、前々回記事の「世田谷八幡宮」を、2連続で【神社・仏閣巡りジャンル】のトピックスに掲載していただきました
(3/26・3/23のトピックス)
トピックスには、あらためてタイトルを付けていたただけるのが、なんだか嬉しいですね
わざわざ「掲載しました。」とメッセージも届くのですね
運営さん、ありがとうございました
さて、2月21日(木)の神社巡りのつづきです
世田谷区の神社を3社巡った後、府中市へやって来ました
京王線・府中駅南口より徒歩5分、JR南武線、武蔵野線・府中本町駅より徒歩5分の、
大國魂神社です
表参道入口の社号碑。
表参道から入るには、府中駅からが便利です
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「神」の文字の右下の点は、どんな意味なんでしょう
大鳥居手前の狛犬さん
高い場所にあるため表情はよくわかりません。
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大國魂神社には、2017年の9月に訪れています。
その時が初参拝で、初めてにもかかわらず、呼ばれて行きました
そして今回も、なぜか急に行かなければという気持ちになったのです。
約1年半ぶりのお参りになります。
前回は境内社などちゃんと見ていなかったので、今回はゆっくりじっくり巡りました
境内はこ~んなに広く見どころがいっぱいなので、part1・part2と2回に分けてご紹介します。
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part1の今回は、大鳥居から参道を歩き、まずは拝殿、ご本殿までまっすぐ進みます
大鳥居。
昭和26年に府中市在住の小勝利夫氏より奉納されたものとのこと。
高さ10m・重さ95tで、御影石製では日本一と言われているそうです
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広くてまっすぐな、とてもキレイな参道
周りが開けていて、開放的な参道です。
随神門が見えて来ました。
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中雀門と、その先の拝殿の屋根が見えます。
随神門の手前で、東西からの参道と合流します。
東鳥居。
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西鳥居。
府中本町の駅から来ると、この西鳥居が近いです。
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3つの参道が合流する随神門の手前、
右手に手水舎
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美しい手水舎
現在のものは明治30年の完成で、当時拝殿や随神門の建築を手掛けた佐藤彌一氏・中村長作氏が棟梁を務めたそうです。
千鳥破風付きの屋根が立派過ぎて重そう…
手水舎とは思えない豪華さは、横から見ても変わりません
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平成23年、御鎮座1900年記念の際に改修が行われ、現在の場所に移設されたとのことです。
獅子や龍、鳳凰などの見事な彫刻は、江戸彫工の飯田家4代目・飯田勇次郎氏によるもの。
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水盤は、龍が吐水してさらに四方からもう一段下へ流れ落ちるタイプ
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スッキリしていて水がとてもキレイに見えます
随神門をくぐります。
平成23年の御鎮座1900年事業の際に改築されました。
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アップで撮影しなかったのですが、
正面には随神像、後面には恵比寿・大国像が納められています。
右大臣=豊磐間戸命
左大臣=櫛磐間戸命
という門の神様だそうです。。
随神門手前の狛犬さん
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左右でずいぶん劣化具合が異なります
門は高さ8.5m・幅25m、木造の門としてはかなり大きいものです。
国産の檜で製作されています。美しいですね~
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門扉は、高さ4.5m・幅4.7m。なんと扉1枚で4畳半くらいの大きさがあります
我が家のキッチンは、この扉の面積に収まっちゃうんだぁ…
裏側からも
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参道はさらにつづき、その先に
中雀門。
明治維新100年記念事業として昭和44年に建て替えられました。
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廻廊もその際に新築されました。
中雀門手前の狛犬さんは、
ちょっと獅子山風。
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先ほどと同じく、右(西側)のほうが劣化が進んでいて、背中の苔もスゴい
不思議です
内側から
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中雀門をくぐるとすぐ
拝殿です
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大國魂神社は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。
創立は、第12代景行天皇41年(西暦111年)5月5日、大神の託宣に依って造られました。
当時は武蔵国造が代々奉仕していましたが、大化の改新(645年)後、武蔵国府がこの地に置かれ、国司が国造に代わって奉仕するようになりました。
国司が国内社の奉幣巡拝、神事を行う便宜上、武蔵国内の神社を集めてお祀りしました。
これが武蔵総社の起源です。
本殿の両側に国内著名の神、六所(小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)を合祀したので「六所宮」と称せられるようになりました。
大きな屋根の落ち着いた拝殿です
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鎌倉幕府や、北条氏、足利氏から篤く崇敬され、徳川家康も江戸へ入城後、武蔵国の総社として崇敬し、社領五百石を寄進し社殿の造営に尽力しました。
明治元年、准勅祭社に列せられ、同7年県社に列し、同18年官幣小社に列せられました。
元々は「大國魂神社」と称していましたが、中古以降、武蔵の総社となり、国内著名の神六社を配祀したので「武蔵総社六所宮」の社号になり、 明治4年に元の社号「大國魂神社」と称するようになりました。
現在の拝殿は明治18年、官幣小社に昇格した年に改築され、その後昭和53年に改修されたもの。
落ち着いた素木の色が美しい拝殿
拝殿と幣殿が一体となった造りです。
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中殿(中央)
大國魂大神
御霊大神
国内諸神
東殿(向かって左)
一ノ宮 小野神社
御祭神 天ノ下春命
二ノ宮 二宮神社
御祭神 国常立尊
三ノ宮 氷川神社
御祭神 須佐之男命・稲田姫命・大己貴命
西殿(向かって右)
四ノ宮 秩父神社
御祭神 八意思金命・知知夫彦命・天之御中主神
五ノ宮 金鑚神社
御祭神 天照大神・素戔鳴尊・大和武尊
六ノ宮 杉山神社
御祭神 五十猛命・大日孁貴命・素戔鳴尊
大國魂神社の社殿は北向きです。
神社は通常、南か東を向いています
(太陽の方角、もしくは太陽の出る方角)
大國魂神社の社殿は、永承6年(1051年)に南向きであった社殿を源頼義が北向きに改めました。
朝廷の権力が届きにくい東北地方を神威によって治めるという意味があると言われています。
大國魂神社は、参道の雰囲気は開放的過ぎて、あまり集中出来ないというか、少し落ち着かない気分なのですが、(あくまでも私は、です)
随神門をくぐると一気に神聖さが高まり中雀門をくぐるとさらにピリッと引き締まり、澄んだ空気になる気がします。
社殿の左右にある境内社のエリアもそれは同じでした。
次回part2では、たくさんある境内社とその他境内の建物をご紹介します
御朱印もpart2にアップします。
引き続きお読みいただけたら嬉しいです