1月29日、台東区の神社巡りの続きです
下谷神社をあとにして、上野駅の反対側、上野公園の中へと向かいます
上野公園なんて、遠い昔に上野動物園、最近は美術館にしか来たことなかったのですが、公園の中に神社があるのですね
JR上野駅・京成電鉄上野駅より徒歩5分、東京メトロ上野駅より徒歩10分の、
上野東照宮です
表参道の大石鳥居(国指定重要文化財)と、水舎門。
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長ーい参道が続きます。
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右手には、鐘楼がありました。
最初はこっちが手水舎かと思いました
拝殿の近くには今度は全48基の
「銅灯籠」。こちらも諸大名から奉納されたものです。国指定重要文化財。
この整然と並んだ感じ、好きです
唐門と、後ろに見えるのが社殿です。
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唐門の手前に賽銭箱があり、唐門はくぐれません
「唐門」。
正式名称は、「唐破風造り四脚門」。
きらびやかでとても美しいです
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この唐門も、国指定重要文化財。
四角く額のようになった部分には、左甚五郎作の「昇り龍」「降り龍」の彫刻があります。
日光東照宮の「眠り猫」も左甚五郎作ですよね
偉大な人ほど頭を垂れるということから、頭が下を向いている方が昇り龍なのだそうです。
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銅灯籠のグリーンと、透塀の赤が美しいです
唐門の手前左手に授与所と拝観入口があり、500円を納めると透塀の内側で社殿を見ることが出来ます。
せっかく来たので中にも入ってみました
入口を入ると、透塀の外側に
御神木の「大楠」がありました。
幹の太さは上野公園一だそう(8m以上)。
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その先に「栄誉権現社」(お狸様)もあります。
狸=「他を抜く」ということから、受験、就職、必勝の神様として信仰されているそうです
「透塀」の外側と、
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内側。
先日根津神社で透塀に注目したばかりでしたが、この透塀はなんて美しいんでしょう
グリーンと赤に、上部には色鮮やかな彫刻
部屋に間仕切りとして半間分ほしいくらいです
こちらももちろん国指定重要文化財です。
透塀が一部開いていて、いよいよ中に入ります。
「唐門」の内側です。
外側よりさらに豪華な造りです
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色鮮やかな彫刻の阿吽の狛犬さんが、
別名「金色殿」とも言われる通り、まさに「金色」
あまりの豪華さに圧倒されます
もちろん国指定重要文化財です
1616年2月4日、天海僧正と藤堂高虎は危篤の徳川家康公の枕元に呼ばれ、三人一つ処に末永く魂鎮まるところを作って欲しいと遺言されました。
天海僧正は藤堂高虎らの屋敷地であった今の上野公園の土地を拝領し、東叡山寛永寺を開山。境内には多くの伽藍や子院が建立されました。
1627年その一つとして創建した神社「東照社」が上野東照宮の始まりです。
1646年には朝廷より正式に宮号を授けられ『東照宮』となりました。
現存する社殿は1651年に三代将軍・徳川家光公が造営替えをしたもので、遠く日光までお参りに行くことができない江戸の人々のために日光東照宮に準じた豪華な社殿を建立したと言われています。
その後関東大震災や第二次世界大戦にも奇跡的に倒れることなく、江戸の面影を現在に残す貴重な文化財です。
御祭神
徳川家康公
徳川吉宗公
徳川慶喜公
ご利益
合格祈願、出世、必勝、縁結び、安産祈願など
参道右手、手水舎の向かい辺りに
神楽殿があります。屋根の勾配の美しさは都下随一と言われているそうです。
柵の向こう側には五重塔が見えました。
明治の神仏分離で寛永寺に譲渡され、現在は東京都の管理下とのこと。
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参道入口すぐのところに「ぼたん苑」がありました。
社殿の拝観料500円との共通券が1,100円でしたが、今回はぼたん苑には入りませんでした。
鳥居を出て右に行くと、「お化け灯籠」があります。
写真だと大きさが伝わらないと思いますが2階建ての家くらいあったような気がします
御朱印は、唐門手前・授与所と反対側の右手に社務所があり、そちらでいただけます。
カラーのパンフレットと、御朱印の説明書をいただきました。
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上野東照宮はまさに「豪華絢爛」の一言でした
さすが、徳川家
外国人の方も写真を撮りまくっていました
寒かったからか人出は少なめで、拝観料を納めて入る透塀の中はさらに空いていてラッキーでした
かなり長時間滞在してしまいました。
上野公園の中には、まだ他にも神社があります。
次回へ続きます