第一ステップは採集してきたらタッパに入れて冷凍庫へ。

セミや他の昆虫でも体内にハエが卵を産んでいたりすると乾燥途中でもウジが出ることがあるので冷凍すれば安心だ。殺菌の目的でもあります。

自分が都合の良い日に解凍する。冷凍庫から出したら常温で1時間程度でOK。冷蔵庫でゆっくり解凍する人も居ます。

我流ですが、セミは内蔵がぎっしり入っているためピンセットで取り除きます。

この作業が大変で破損しないよう丁寧に作業をすれば1頭処理するのに1時間はかかる。

でも、採集の苦労と比べればたやすい作業ではありますw

しっかり、綺麗に残したいものです。

これは♂の個体。まず、腹面の割れている部分にピンセットを入れて上下の肉を取り出していきます。♀も腹部に切れ目があるのでそこからピンセットを入れます。
ある程度取り除いたら綿棒で細部の液状の内蔵を染み込ませる。
内部を覗くとみどりの液体がまとわりついてるのがわかる。
こんな感じで取り除きます。
内蔵をそのままにして標本にすると匂いがきついものです。


いい感じになりました。

セミは羽におしっこや汚れが付いていることが多いので水道水で洗って乾かします。
内部除去作業が終わったらピンで固定する。
今回、初のアセトンにチャレンジ。
アセトンを含む除光液です。
鮮やかな色を残すと言われているが、結果は果たして…。
色残しでは亜硫酸処理が主流だが、有害物質であり扱いが難しく自分には不向きだ。それに薬剤の力が強く、色が薄ボケたりすることもある。
標本作成は人によってやり方が様々で、自分がやりやすいように行うのが良いと思います。
こんな感じになりました。羽の先は乾燥の際に外側に広がりやすく、意識してピンで整えます。
1か月〜2か月間、密封したケースに入れる。防虫剤と乾燥剤も入れます。カビ防止効果がある防虫剤が便利です。