それでは最後の章となりますこちら 第三部を

書いて行きたいと思います

 

早速でございますが 書いちゃうよ~覚えてないよ~

忘れちゃうよ~そもそも覚えてないよ~

抜いちゃうよ~斬っちゃうよ~ と愛しい方の声が

こだましそうな そんなうららかな春の1日でござんすねぇ

 

さぁ 言い訳をうまいこと言ったあたりで

あんまり覚えてないこちらを書いて行く!

 

1曲目 やくざ若衆祭り唄

 

 

太一 友貴 翔太郎 時太郎 市之丞 姫乃 ありさ

 

群舞でござんすね

 

太一は 半身が白と、紫の そして半身は役者錦絵でござい

友貴は黄色と茶色の中間色のようなマスタードカラーに

こちらは風神雷神

 

二人とも浅草にリスペクト置いてるんだなって思った

 

そして主役の翔太郎は 大きな葵紋が入った着物で

こちらは 葵を背負った覚悟でござんすね

 

皆 粋なことだ と思った記憶

 

そして太一ちゃんは扇子が透かし彫りのような仕様で

綺麗だった このやくざ若衆には何か特別な想いでも

あるんですかねぇ 何かイベントっぽいとき

祭りだよって言いたいのか たしか橘の時も

このスタートでの三部でしたよね

 

何やら特別な曲なのかしら?

 

そしてこの時の太一のいい意味での抜け感がよくってさ

いつもにない感じなのよ 観ていてなんというか

これまたいい意味での違和感を感じちゃうんだな

 

ふにゃっとしてるのに 四角いような雰囲気纏ってさ

はにかんだ笑顔見せて 笑ってるのに笑ってなくて

へにゃへにゃしてるのかと思いきや全くしてない

うまく言えないが 柔らかさから急にドス利かすような

 

やくざ若衆という名に相応しい まさにそれ

ちんたら歩く時はふにゃふにゃしてるが

いざの時は命張るんだから そうだよねという感じが

出てる舞いだな~って思う

 

日頃の太一は 女形では当然 きちんとしてて 

乱すことは絶対にない 舞いはおろか 

感情すら乱すことはないし

昔から 女形という特殊なそれになるために

完璧なまでの形についてこだわりはあるだろうし

 

段違いの桁違いの世界最高峰のそれですからね

我ら以上に 太一こそが こうでなきゃを想うでしょうし

乱れるなんてあっちゃなんねーのよってことで

 

たとえば扇子を落とす お花が落ちた そういう

ハプニングにもゆるりとふんわり動いて

慌てることは絶対にないのに きちんとしていて

瞬時にもぼろを出すことはない

 

素人さんならついそこで男が出ちゃうところ

もう身に染みついているそれが とても美しい

 

それが顕著に表れて溜息が出たのはいつかのイベントの時

柏原さんが グーパンチでのねぎらいをしようと

ぐーを差し出した時がありました

 

当然 私はその時 ああ柏原さーん

それは無理でしょって思ったが

それでも太一はどうすんだろう こういう時くらいは

乱れちゃうのかな~って興味もって観ていた

 

だが太一は 一瞬だけ柏原さんを見上げて

手のひらを向け そっと ふんわりと

ぐーに触れた それはそれは美しい所作だった

 

柏原さんは どきっ!!!っとした表情で

眼が3倍くらい開いてぎょっとしていたが

すぐさま ああそうかと ご自身が差し出したそれは

「太一くん」にではなくて『女形』の「早乙女太一」に

だったそう気が付いたんだなって思った

 

この生まれたての赤子に触れるような

もしくは 天から落ちる羽1枚のような

そのエアリーな所作が 観るもの全てをドキッとさせて観てはいけないものを見てしまっているのだなというドキドキ感

 

そんなお時間だったことを今でもはっきり思い出す

 

我らの恩人 日テレプラスさんの密着でも

太一が 幕の前で座り 女形のそれになっていて

集中している時間に 演者が挨拶に行く場面があり

よろしくお願いしますと言う皆さんに

 

もう太一のあざぁーす!的な雰囲気はどこにもなく

小首をゆっくりと斜めにきって その様子でこくんと頷いて 声に出すかどうかわからぬようなよろしくお願いします

 

ああ なんて美しく孤高の人なのだろうかと思った

 

 

女形であることを常に忘れない

 

これぞプロ!! 叩き込まれてDNAから醸し出すこれ!

いやぁおそれいったぜなのよ

 

それは視聴してる私だけでなく 演者も同じで

きゃぁ♡みたいな感じで 思わず振り返り見とれてる

 

うん めっちゃわかる!これはねぇ映像では伝わらない

直に見たら なにこれ感凄いから 思わず見たことない生き物に触れた感覚で 見入ると言うか 見てしまうのだよ

 

この映像観た時は わかる!わかるよ!って思ったもの

 

そういう雰囲気とは全く別だし かといって立ちで舞う時ともこれまた違っていて 肩の力を抜いて ふにゃっと舞うのが粋というのか いなせと言うのか 分からないが

とにかく はにかんだような笑顔と ゆるく舞うのが

少し酔ったような雰囲気で 

 

だけど喧嘩の時間になればいきなり肝が据わるんだから 

今の朱雀ではあまり見かけないこちら こういうのが大衆だから ああ私は今大衆の太一を観ているのだなと実感する瞬間でもある

 

そして友貴もいるので ことさら普段と違うのが際立って

なんかうまく言えないけれど すごいの観ちゃってるなと

 

そしてそして アタイには馴染み深い舞姫の皆さんがいる

センターが翔太郎には見慣れているが

これまた早乙女兄弟との一緒でのこれはレア中のレア

 

今後ご一緒なんて ないだろうなと言えるほどレアだもの

 

そう考えたら 凄いことだなぁと思いながら噛みしめた

 

さて 2曲目でございます ガラリと変わる雰囲気に

面白くなっちゃう ♪大江戸ディスコ

 

 

 

 

 

こちらは時ちゃん市くんてぃもやのお三方でございます

 

時太郎 市之丞 智也とくれば 花形や座長や副座長で

それぞれ技ありの個性のわちゃわちゃ笑

 

ほんとじゃれ合いって感じで可愛いみんな

舞姫は仲良しで優しい雰囲気が流れている劇団というイメージでそれがめっちゃ出てる!って思って微笑ましかったし

煽りがすごくて ほら!手拍子!みたいなノリがあって

面白かった笑

 

舞姫は粒ぞろいでもあらぁよな

それぞれにコアなファン抱えてる人気者

だいたい客席に 智也のファンです!とか

いちくーん ときちゃーんみたいな空気は常にあり

 

常日頃 派手に舞うのは 配信などで観てるので

あらぁ~こういう日でもこういう感じを忘れないのいいわねと堅苦しくない感じと チャラさが爆発してて好きだった笑

 

智也はいつだっていじられキャラですが 本物は

少し迫力ありますぜ?笑 あと 今回は観れなかったが

あたしはてぃもやの 爆発的な大人の色気ムンムン系

大好きだから 観たかったなぁ なぜないんだ!今は夜だぞ!って思ったが まぁ後に分かるが (たかし)兄さんがあれだもの 弟分がやるわけにいかなかったのだな笑笑

 

もし舞姫をご覧になる方いらしたら ぜひ副座長智也の

爆発的色気ご覧になってね!選曲も衣装もいいのよ~

私は好きよ 大人の色気

(ここら辺にしておきます あまり褒めたらたかし兄が

ふてくされちゃうのでねwww(ガチネタ))

 

 

さて3曲目 ♪時の過ぎゆくままに

 

 

 

こちらは翔太郎で 立ちにての舞いでござんすね

 

たしか・・・そうだと思う

 

このあたりから記憶がさ笑

そもそも 言い訳ばかりで申し訳ないがこの回

行く気がまったくなかったスタートで覚える気がなく笑

太一がいるとはいえど いつもとは勝手がちがう?ので

記憶していくには難しいと言うかなんというか

 

なので 覚えてるような違うようなでうすーいのですが

多分・・・そうだった気がしてるような感じ?みたいな

ニュアンスで書いていきますね笑

 

詳細は 詳しい方や記憶が確かな方がいらっしゃるでしょう?しらんけど笑

 

あたくし 他の人のなにかを見たりしないので答え合わせもできないし 陽ちゃんとかに ねぇどうだっけ?と

たまー---に聞くことがあるけど ぼけ老人対ぼけ老人の会話みたいになって ねぇどうだった?あーどうだったかな?と 確認してるのに結果答えは出てこないと言うね笑

 

出てる人も観てる人も記憶するのは難しいのよ笑

だからこそ舞台は生き物でありその場その場のそれを

楽しみましょうということですね(大義名分w)

 

だから本来は このように あーだこーだ語るのは

どうなのかしら?という話ですけれど

自分の記憶というものは凄いスピードで薄れゆくものだし

観てない人にしてみたら どうだったのだろう・・と

気になるものでもあるし

 

舞台人ですら忘れちゃうのだから(※年配者に限る笑)

やっぱり備忘録って後に振り返る時 そうそうこうだったわと想い出アルバムになるし 写真NGであればこそのこれです

 

まぁぶっちゃけいうと ガチ忘れしてるから

お役には立ちませんがねwww 未来の自分よ すまん

 

 

ということで 覚えてる感じで言えば~

たしか。。。桜 桜の着物じゃなかったかしら

 

夜桜だな 満開だなって思った記憶

 

春らしく そして着物の世界で言えば少し先取りが

正式な季節の表し方みたいなことを聞いたことがある

ので ああ 春が来ますよと言ってるみたいだなって

思ったような・・・

 

色気のある曲で舞うのが背伸びに見えていた翔太郎も

こういう曲が似合うようになってきて年齢が追いついてきてはいるものの 本来の素顔は童顔だし 貫禄面でいえば

いつも貫禄あり過ぎな方を観ているからか もう少し

大人になれば もっと似合うようになるのよと思うわけ

 

こうやって板の上で年を重ねて客に育ててもらいながら

こちらも目を育てつつ やっていくのだなと思ったな

 

貫目が足りないといわれないようにと背伸びしてる感じは

どうしても拭えないけれど そうでもしなきゃと

焦る気持ちは十分わかる

 

とはいえ 背伸びなんぞしなくとも 若いうちしか

出来ないことは年重ねたらできなくなる

可愛いなんて言われてるうちが花よ

可愛いが全く似合わなくなる日も来るんだよ~

それ超えてガチで老人になればまた可愛いに戻る日が

来ますが 大人になるって可愛いが減るんだからさ

可愛いキャラが生きてるうちは可愛いで売るのがいいよね

 

可愛いモノすら持てなくなってきたアタイが言う大人の教訓ですかね笑 これ可愛い!いややべぇよな?って躊躇してしまうもんね笑 気にしないんだがねww

 

自分が好きだから!で個性を貫くアタイが言うのも

説得力はないけれど

どうにもならないジレンマがくるので

あの頃はよかったなと思える日々を重ねて行って欲しいなと

そう願うばかりなり

 

いいのよ いいのよ まだ若造キャラでもさ

 

だって実際私から見たら

まだまだ子供だからね 生き急がなくてもいいし

貫禄なんざ経験値だし 歳重ねないと出てこない色気も

あるんだなこれが だから急いで背伸びしても

無理なものは無理

 

陽之介や 好太郎さん 政次座長たちみたいな

色気が出るわけがない そして彼ら重鎮が

逆立ちしても手に入らないもの 戻せないものが

若さなのだから笑(←泣のほうが表記正しいかも笑) 

若気の至りでございます!でやっちまえ!と思うのです

 

背負ったそれなんて いつしか追い付いてくる

 

太一だって2代目と言われ続け それが嫌で

2代目って呼ばないで!まで言ってた頃があったじゃん?

そして その頃を越えて そんなに言うならお前がやれよで

いきなり座長として丸投げされると 吐いちゃうほどの

ストレスを感じてさ  そらみたことか 陽之介はああ見えて けっこうすごいんだぞ ああ見えてな!マジでああ見えるけどな!(ぶほっw)

 

太一も ジレンマも超えて試行錯誤し経験値を積みながら覚悟が身について そして年も重ね 守るものもできて 目標や自分がどうありたいかを考えて来たんだろう

 

それに並行するかの如く貫禄も出始めて やっとこ朱雀の座長として ああ座長っぽいじゃん!と私が認め始めたというところだよ

 

いまだに陽之介を座長と思ってしまうし

太一は太一であって 新規さんが座長と呼んでるのとか

見たら え?って振り返り見てしまうのは陽之介だったりする

 

それはもはや癖ってのもあるけれど

それでもやっぱり まだ太一じゃね~という

貫目の部分が 認め切れてなかったのもあったさ

 

だが 昨年 2023祭宴にて 見事な朱雀公演を果たし

もはや 名実ともに座長になりなすったなぁと

ここまで来てやっと認めたそれだよ

 

太一ですら こうなんだもの

ましてや 翔太郎が総座長?って思うのは 

こちら側の意識として思うのも無理はなかろう

 

とはいえ 立派に仕切り努力しているのも知っているので

頑張ってることは間違いなく 凄く凄く

誰よりも動いて誰よりも輝くように日々精進しているな

と思うわけ

 

実際 陽之介が語るそれで あの翔太郎が総座長か~って

私が言うと でも翔太郎くん 各界で期待されていて

伸びしろがすごくて 今 すごい伸びてるねって

期待されててさ~と言っていた

 

それ分かるわ~と思った

 

ぐんぐん伸びる若芽のようで 素晴らしい成長です

ここ数年 本当に努力していたのだろうな

険しき道で大変だろうと思うが

 

でも今を大切に楽しんで欲しいなとも思うのよ

 

若いころはよかったのにね~と思う日が

嫌でも必ず 必ず来るのでね笑

 

だから このような色気のある曲で舞うのも

いいのだけれど にぎやか系や可愛い系でいいんだよ?って思う

 

太一たちも 若かりし過ぎちゃう頃に しっとりで舞っていた時もあったけど

あれらは物の怪ですから笑

幼き頃から 色気のかたまりで出ています!という

キャラですし そこは真似しないでいいよ~ 翔太郎の個性を活かして欲しいからね~と勝手に多分大人?が語ります笑

 

翔太郎の実父の好太郎さんがこれまた色気 色香という

キャラだし 2つに分けたとしたら 女形の人だから

そりゃ備わっているよねという大人のそれ

 

だけど翔太郎は どちらかというと女形の人ですが

可憐な少女キャラで 射貫くようなそれではないので

可憐やはっちゃけとか そういうの似合うと思うんだがなぁ~と マジで勝手に思うわけさ

 

ガチファンの方々やご本人にしたらうるせーなぁだと

思うけど いろんな劇団観てきて 似合う似合わないとかも

多少含めて やっぱり キャラ立ちするって大事です

 

この人と言えば!というそれね

 

だから 可愛いの観たいのですけど~とは思います

負けないキャラ 無敵キャラになりそうだけどね

そのうち嫌でもそれが出来なくなる その時

ムンムンしたらいいさ 周りの大人だって最初からムンムンしてたわけじゃないと思うし そう信じたいw

 

陽ちゃんだってひよっこ時代は ひよこだろう?

あーでも可愛さはなかったかもねwwwww

 

ただの駄々っ子野菜嫌いのヤンキーだった気がする笑

あれは奈々さんがいてくれたから暴走せず済んだのでは?

しらんけど笑

 

人の家庭のことなんざ どうだっていいし 分かるわけないし分かろうとするべきものでもないね

とにかく板の上 輝いていたらそれでいいさ

だって役者なんだから そうよ役者ださ!!と豚姐さんも

言っていたよ そういうこった

 

 

時の過行くままに 昔を想うにはまだ日が浅い

そんな気がして観てたけど それでも舞いはしっかりしていて 芸事にいそしんでるのがよくわかる

 

そして板の上で堂々としているそれが 幼少期からの

プリンスのなせる技であり業である

そこは誰よりも勝らないといけないし 可哀そうでもあるが

得しているんだぞの恩恵だよね

 

とにかく 夜桜を魅せてくれてありがとう 

翔太郎の大人になる一歩の1ページを観れた気がした

 

 

さてお次・・・文字数許す限りページ変えずに行けますか

どうだろう まぁまだ余白あるし 行くか!笑

 

では 4曲目 いくぜ?笑 (自分に言っていますお察しください)

 

曲が変わり もう誰が舞うかすぐわかるイントロで

速攻涙が流れちゃうモードに入ります

 

早乙女太一個人舞踊

BURN / THE YELLOW MONKEY

 

 

 

 

この楽曲は太一自身がファンだと言うイエモンの曲だけど

我らにも馴染みだけじゃない特別な想いがある曲で

私はこの曲を聴いたら 冬の岐阜を想い出す

 

 

祭りが終わり あとの祭りだと言って生配信にて

飲み会のようなことをしてくれてさ 

あれは本当に嬉しかったよね

 

スナック陽ちゃんという 場末の愛すべきスナックで

開催された朱雀の打ち上げで 太一が歌ったあの曲

 

夏の海とか 冬の岐阜とか

そう歌った気持ちを忘れることができない

そして忘れるべきではない

 

私は それを噛みしめて生きていると言っても過言ではない

 

 

この歌詞の中の人が太一に思えるのは

きっと吉井さん自身が大衆演劇役者の子として生まれ

その文化を知っていて それを知った太一が

己を重ねて想う部分があるだろうし

私自身にもこの歌詞の内容が突き刺さるような気持ちになるのは きっと太一が歩んできた道も これから進んで行く道も少しは分かるからだろうと思うから 重ねて見ているのもある

 

太一は言いたいことや伝えたいことを必ず板の上に置く

そう思って今まで その贈り物を拾い集めながら観てきた

 

ああ今はこういうお気持ちなのか ああ今はこういう感じで

やっていくのだな こうだと伝えたいのだな?といつも

太一が伝えたい「想い」を大切にしながら見聞きし応援してきたのだから

 

その中でも大事に想うであろう 感謝とか志の部分

そこを拾えた日は 私にとっても幸せな日

 

BURNの直訳は やけどや焦燥感というか そういう痛みを指す意味合いだけれども 今から進む道には過去辿った道よりも遥かに痛みを伴うだろうと知った上で 前に進むだけで精一杯なそこを それでも 今夜は眠ったはずの魂を燃やし

それを胸に また進みますと

 

すなわち志を 決意表明する曲だと解釈している

 

そして 前に進むだけで精一杯なほど辛くて過酷な

痛みしかないような困難を乗り越えるには

私たちと同じく 役者だって生きてる人なのだから

 

人のやさしさやぬくもり そして楽しかった 美しかった

嬉しかった想い出が 支えになったりするもので

 

またそれに出逢える未来を楽しみに

どんなにつらくても 越えてゆけると

 

そういう想いが詰まっていると私は解釈している

 

当然 人は10人いれば10通りどころか

その日の気持ちや天気 体調や共に過ごす人により

左右される色というものがあり

 

人それぞれ どう感じるかは その人の自由

 

私はこう思った!が その人の答えであって

正解はなにもない

 

太一の中で正解はあるだろうけど それがたとえ

違っていたとしても きっとこれは合っている

なぜなら 太一が伝えたい想いを載せてこうして

舞うのだから それが流れ込んで来た答えが

これなんだもの 結果正解なのだと私はそう思っている

 

ドンピシャなところで言えば 朱雀の、自分のファンがこの曲を聴いて岐阜を想い出すのは当然で 岐阜といえば ぎふ葵劇場で そこの支配人と言えば好太郎さんで その息子が翔太郎 その立身出世を祝う会 花を添える 餞とする

そういう意味を兼ね備えての 「ぎふ」の想い出もそうだし

痛みを伴い険しき道を進む若者へ 文字通り はなむけというわけで

 

はなむけとは 馬の鼻をむける すなわち

進む方向へ見送るような そういう気持ちをさすのだと思うが まさに ご自身が進むべき道に迷いながら

もがいて葛藤し 痛みを伴いながら苦しんだ中

 

泥水の中に 1輪の蓮の花を見つけたような

奇跡を重ねてここまでやってきたのだから

 

それを翔太郎に贈る気持ちもなきにしもあらず

 

でも何よりも やはりここ浅草という地は

太一にとっては特別な 本当に特別な場所だからこそ

この大切な曲で この出で立ちで舞うのだなと思った

 

ぎふ葵劇場を想い出しながら オーナーである好太郎さんへ

感謝もあるだろうし やっぱり自分が想い出すのもあるだろうし 朱雀ファンがいるこの場所で 自分の心を置くのも好きだろうし というあれこれがありながらの選曲でしょうかね 

 

オープニング 曲が始まり あ!来る!!!って思う我

 

イントロ部分で この曲だと分かっていた

そして 舞台上は雪景色

 

雪を降らせるとは憎い 憎すぎる!

 

これはお互いに対するリスペクトが存在するのだなと思った 

 

雪を降らせるという効果は当然 映えるわけで

だけどその分 下世話な話をしていけば お金もいれば労力もいるし掃除も必要となり 舞台側としたら大変なわけです

 

そして何よりも 印象を深めるために連発できないし

仕込みもいるわけで そういう意味でも連発できない

ということは 翔太郎も好太郎さんも使わなず

これを 太一に使ってくれたわけですよね

 

本人からのリクエストがあったとしても

いやー無理でしょ?と言えるわけで そういう会話が

あったかなんて知らんけども 事実 この日のこの時間

雪が降ったのはこの時間だけ

 

ということは 私の中では 特別なリスペクトの

放ち合いがあるなぁと勝手にそう思えた

 

太一は好太郎さんや翔太郎に 岐阜でお世話になったことや

現在 父がお世話になって 父がお世話になって

ほんと父がお世話になって!!!笑 いるので

そこも感謝しているだろうしさ 太一にしたら

一宿一飯の恩義のお返しだろうし

 

好太郎さんにしてみたら いくら赤子の時から知っていても

いまや大衆演劇出身の 芸能人 早乙女太一が友貴と共に

出てくれたことに対して この上ない花添えになり

息子の襲名披露とまではいかないが 記念になるわけで

あとは舞姫を知らない方にもお披露目になるわけだし

 

翔太郎にしてみたら すごい兄さんが来てくれた

しかも自分のためってことになってる!っていう

緊張感もあるし 高揚感もあるし いろんな感情があるだろうさ

 

つまりは お互い有難うであり 客席もこんなレア観れて

有難うだろうし 争奪戦に勝ち抜いた方々が座る権利あるんだから 尚更有難うだろうし 有難うが溢れている空間で

雪を降らせるのはこの時間にってことですよ

 

私は それを なんとなく雪だな~ではなく 

この曲だもん雪だよね~でもなく 太一に似合うから

最高じゃん!でもなくて 感謝を感じずにいられない

そんな雪だった そして 春だと言うのに雪?って思うからこそ そこが心象的で あの雪が降っていた寒い季節の

あの景色を想い出さずにいられようか?という話

 

あの時代を知ってる方なら当然 観ていない方も

後日の放送で何度も何度も目にする機会があった

幕引き公演や解散についてをご存じだろうし

 

そうなれば あ!って思うだろうねって思うし

 

私は そこに解散前からのそこも重ねて 

ぎふの景色が蘇る瞬間であった

 

一気にタイムスリップなトリップ時間で

そして今現実 目の前で舞う太一に映像ではない

現実がそこに!という感覚が一気に押し寄せた

 

衣装は もうこのあと太一が色んな意味で

私をショートさせたので記憶飛んでしまったが笑

たしか 黒地じゃなかったかしら 黒の着物は 織が繊細な感じで 裏に模様があったかなぁ 絞りの生地のような鹿の子模様のような・・・蜘蛛の巣柄だった?嘘かもしれない笑 

 

羽織を纏っていて 髪は降ろしているが後ろで少し

結っていて この曲で舞う時はこの感じだなという

出で立ちだったはず そして足袋というか履物が

いつもと違和感感じた気がする そうよたしか

地下足袋系じゃなかったかしら・・・黒の

 

 

あれ?って思った記憶があるんだが 間違っているかもしれない でもこのあとの流れを考えたらあながちこの記憶も正しい気がする 雪駄じゃ無理でしょう?笑

 

ということで 私が好きなシュッとして粋な太一が

そこにいた 傘をもって 雪の降りしきる板の上で

何を想うのだろうか ぎふを想い出したのかもしれないし

道なき道 険しい道 春の花道のようなウキウキした道ではなく 雪が降るような寒く歩きにくい道を歩むのか

 

私はこの曲の 歌詞でグッとくる箇所があって

 

冒頭の「赤く燃える孤独な道を誰のものでもない髪をなびかせ」の部分で すでにググッ!と来ちゃうものがあるの

 

BURNの直訳的な意味はやけど または火照るとか怒らせるとか燃焼 焼け焦げややけどによる痛みなどでしょうが

 

この場合 私個人が思うにという訳詞で考えていくことにする 

 

吉井さんの考えは分からないし そこを考えるには浅すぎて私にはできないので あくまでも この楽曲を使う太一の想いを こうだろうか?と仮定し 

 

自分の感性と今まで見て来た太一の表の人生と少しだけ知っている裏の人生をあてはめて こうかな?という憶測の元 こうだろうな!を語るお時間です 

 

では冒頭 私が早速涙しちゃう場所はここ!

「赤く燃える孤独な道を」

 

道なき道とか険しく困難な 自分が進むべき場所がなく道を切り開くとか 要は簡単ではない場所へ行くために過酷を極める そのように捉えるのですが

 

つまりは 孤独で厳しい道を 「誰のものでもない髪をなびかせ」と続くのだから 自分自身の髪の毛 つまりは

自分自身を過酷環境でも突き進む様を表しているように思える歌詞に 辛く過酷で困難な そして孤独な道を

今まで進んで来たが 答えもないし見出すことすら出来なく

ただただ 進んで来たそこを出て 未来を考え始めた頃を想う

 

「道の先には蜃気楼」「あの日を殺したくて閉じたパンドラ」 もうここあたりで 進もうとした道も今から進む道も 澄み渡る空 春風そよそよピクニック!なわけじゃないのは

誰でもわかるでしょう

 

それどころか 暗闇の中 足元が悪くでこぼこ道を

一歩間違えば崖のような場所を一人 風の中進んでゆくのだから そりゃあもう怖くて寒くて泣き出しそうな気分でしょう その要因も含めて 見てはいけない開けてはいけない

禍が飛び出しちゃうパンドラの箱 でもすべての禍の出払ったあとに残るのは希望

 

きっとその希望があると信じて進むしかない状況を

今 目の前で舞う太一は傘を差しながらも雪が降る中

進もうとしている 髪をなびかせながら

 

 

うわーん!!!! 誰か 暖かい布をご用意ください!

今すぐ雪を避けてあげてください!進むべき道に灯りを灯してください!みたいな気持ちになる

 

そして 「限りない喜びは遥か遠く 前に進むだけで

精一杯」とあるわけで 今の置かれている立場が

どれほどなのかが分かるわけです

 

「やわらかな想い出はあそこにしまって」と続きますから

甘えることなく 過去の栄光にすがるわけにも

優しい場所や守ってくれる場所からも遠ざかり

ひたすら進むという決意表明に思えたりする

 

「夜は薄紅色の夢を見て 朝は希望のブラインド開けることなく」 これにわかるように 夢見てるということは

未来の夢を描くのではなく 寝ても覚めても夢現ということで しっかりと眠れない そして朝が来るのは絶望なだけ

 

私はこのあたりがよーくわかる 明けない夜はないと

幸せな人は言うけれど 明けない夜の前に夜が辛くて朝が来ないでと願う人もいるし 朝が来たことに絶望感を感じる人もいる

 

その朝が来てそれでもやっぱり立たなきゃいけなくて

朝陽を浴びることすら嫌で開けることのないブラインド

それでも身支度はするのだよね 立つために・・・。

 

そして その立つ原動力はなんだろう

嫌々とはいえ 立つには原動力がいる

それは家族や愛する人かもしれないし 何かしら

目標や目指すところがあるのかもしれない

それこそ人それぞれの理由があって人は立っている

 

その立つ原動力に 夏の海や冬の街や冬の岐阜とか

そういう想い出だけが 自分を奮い立たせるならば

 

私たちファンの応援や声援 拍手が聞こえてくる

舞台の上 それが 立つ原動力の微々たる一つであるとしたら この上なく幸せだし そうであって欲しいなと願ったりする

 

その板の上に立ちたいと思ってくれるならば 

 

だけどそれこそが苦しめる原因にもなったりするだろう

 

「今夜は 眠ったはずの魂が燃える」

そう叫びながら舞っているように見えて

私は幸せを感じるし その叫びに応えれたらいいなと

いつも思って生きている

 

「飛べない鳥は取り残されて 胸や背中は大人だけれど」

羽はいつだって傷ついて痛みに震えているのかもしれないし

飛び立つことに恐怖を覚えているかもしれない

 

「人に話すだけで精一杯」 そんな想いを抱えて

それでも僕は飛び立つんだと 朱雀の2代目座長が

今日のこの日 襲名記念だと葵の紋を背負う若者に

魅せる心意気 そして板の上から 愛を叫び

太一が想う気持ちをファンである我らに披露する心

 

これこそが 太一が一番 自分を苦しめながら そして一番 原動力にもなっている 『志』の部分なんだろうなと

私は 勝手にそう思っている

 

だから 今夜は眠ったはずの魂をお互いに燃やして

楽しもうじゃないか!と そう思って観ていた

 

客席から観ていて 太一の美しい四肢のしなやかと

髪がたなびき 着物が美しく揺れて 紙吹雪の雪が

太一が動くたびに渦を巻いて太一の足に絡みつきながら

ふと離れて軽やかに舞う

 

なんて・・なんて美しい景色なのだろうか

ここに来て この景色と この覚悟を観れたことに

意味を見出しながら これを観ているだろう舞台袖や

モニター越しの若者たちの目が心が きっと

道をまた 険しくしていくだろうことにも想いを巡らせて

そして道を築き 道を示し 導いてきた重鎮たちも

これを観るだろう 

 

どう思っているのか分からないが

 

太一のこの舞いには 重鎮たちにも 若者たちにも

贈り物になるだろうなと思うし

当然客席の我らにも 素晴らしい贈り物になり

 

この瞬間があるから 私は前に進むだけでも精一杯だとしても それでも明日も進んでいこうと思えてたりする

 

美しい景色に 酔いしれた夜でございました

 

私はこの時の 射るような眼 凍てつくような眼差しが

性感帯でございます!!!!!!!!

 

さて 己の欲望を すべてぶちまき 太一にぶつけ

あんたきつよねぇ?と言いながら 労う振りして

もっといけるよねっ?って促しかけるアタイを

彼らはどう思うのか

 

 

鬼?悪魔? は?知ったこっちゃないね!!笑

 

やれよ!まだ出来るだろ!おまえならまだまだいける!

妥協は許さないし 甘えも怠惰も許さない

まだまだいける!明けない夜も明けた朝も

きつかろうがなんだろうが 前に進め!

そしたらまた 逢いに行く そして一番これが欲しいだろ?の拍手を贈りたい

 

それが互いに許された 無償の愛というコール&レスポンスというやつだと私は思う

 

さて アメムチで言えば 悪いがムチしか持ち合わせてないんでね?たまにアメも買うことがあるから気が向けばな!くらいのスタンスでアメちゃんいるか?で よろしく!笑

 

厳しいよのぉ~ 何がって世の中よりも 何よりも

あんたのファンが一番厳しいよのぉ~って話でした笑

(あんたが一番厳しいよ。。。刻み付けよって、、どないしてくれるんだあの日の景色が忘れれないじゃないか!!)

 

さて このあと続いていく悪魔の罠を引き続き描いてまいります よろしくどうぞ ではいったんおさらばえ~