
五木寛之に「生きるヒント」(文庫版)の表紙の装画・竹久夢二の「早春譜」というのだそうだ。
この絵に寄せて、作家は同名の歌詞を書いている。
「早春譜」
明日という 扉おしあけ ひとり
きみは歩く 風に吹かれて
悲しみを 秘めながら
はるかな道 はるかな空
ほほえみをうかべて
きみは歩く 風に吹かれて
悲しみを 秘めながら
はるかな道 はるかな空
ほほえみをうかべて
絵を見たとき、てっきり仏教の(お釈迦様の話とか)内容に即したものだと思った。
竹久夢二とは、意外だし、タイトルも意外。
青春の翳、という解説を目にしたが、眺めていると慰められるような気がする。