今回は、更に異質のインドを紹介するよ。インドで生活しないと見えない世界のレポートになるな。
話題は次々飛ぶからね。きっと楽しめると思う。じゃ、行くね。軽~く パトリックと一緒にバックルアップしてスタートだ。
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すっごく反省するPatrickが居る。。。。。。。なんで俺のアプローチ(だけ)はこんなに下手なんだ。クッソー悔しい、悶々。
ゴルフがバシッと決まってくれないと、俺の今週の売り上げも落ちるぜ(株主さん、聞かなかったことにして。
それくらい週末のゴルフラウンドの結果は私の月曜からの生活に影響大きいと言いたかっただけって訂正しても。。。。。言い訳ジャン)。
米国でも上海でもアプローチショットなんてここまで悩んでなかった。もしかして、これってインドの性?、住めば住むほど悶々としてきたインドの性。なんでもかんでもインドの性にしてはいけないけど、これまでの世界中のどこの生活と比較しても、とにかく非日常的な事が重なりすぎるから、自分が狂ってきたのかな。
それじゃ、気持ちを取り直して行くよ。
今夜は準備不足かもしれないけど、皆に伝えたい事を頑張ってアップするからね。
情報はバッチリ揃っているけど、お見せするに適切なスナップを美味く揃えられない時は許して。
インドを捉えて、自分達の国と比較して、好きだ嫌いだ、可笑しい、と言う事そのものが無意味だとは随分前に気付いていた。とにかくどうしてこうなるのか摩訶不思議でたまらない。
インドの国・文化・人を一言で言えば、それは’’異質’’なんだ。この言葉 い・し・つ が かなりの謎を解決する。
ここは 異質な事が多すぎて私達が基準とする何か(常識)と正しく比較することが難しいんだ。
だから最初は抵抗し続けても、最後はこの大きな流れを受け入れるしか無い。飲み込まれるって負けたみたいで悔しいけどそうなんだ。
とっても身近なところで、面白可笑しいインドの異質さを今夜は伝えたい。
さあ、今夜も行くよ。バックルアップだよ。
でもね今夜の話は、皆をぶっ飛ばすような内容じゃ無いから、君の隣のパトリックに優しく寄り添ってくれるかい。アレッ 空耳かな、ヤダモーーンって声聞こえたけど 言ったのは誰、誰、誰。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(その1 猫)
インド人にとって一番人気の人生リセットの神様ガネーシャだけど、その神様の乗り物はなんと’’鼠’’なんだよ。お客様からもらったこの壁掛けのガネーシャは鼠に乗っておらず恐縮。
像は鼠に乗れないだろうに、まーそれはお笑いとして許すとしても、結果として、インドの日常生活には’’猫が居ない(おそらく完全に居ない訳でないのだろうが普段の生活では猫を見ることはまず無い。私は3年半見ていない。)’’
何故かと部下達に聞いたが、その答えは驚きで、''神様の中でも人気者ガネーシャが乗る 鼠を追いかけ食べちゃうから''。。。ん?まてよ、そんなんで猫を恨むなよ。
それより、道交法違反、住居不特定不信動物、何万匹の牛達と野良犬をどうにかしないと。
(これは牛の群れが高速道路を渡ろうと向こうから突っ込んでくるところ。ドライバーがCow Cow Sirと逃げるようにアクセル踏んだシーンだ。)
猫好きはインドには住めないな。もっと深く言うと、(私なりの解釈は)猫はイスラム教の神と繋がっていくから、ヒンズー絶対主義が圧倒的メジャーを占めるインドでは、(ガネーシャを例に出して面白可笑しく言ったけど)イスラムに繋がる猫はモロに嫌われるんだろうな。誰も言わないけど、それが真実に思える。
農村では、穀物を鼠から守るための目的で獰猛な猫を(ペットとしてでは無く、必要で)飼っているらしい。
(ちなみに猿に荒されて困って助けを求めたら、その業者はキンパツのゴリラみたいな大きな猿を引き連れて、猿退治するらしい。目には目を、猿には猿を。。。まてよ。。。それってイスラム法典?イスラムの考え認めるところも有るなら、ちょっとは仲良くしろよな。猫ちゃんも可愛いと思うよ。)
私は愛犬コルクを、同じイタズラ男として、ライバル視しながらも、愛おしく思っているが、猫もしなやかで犬には無い良さが有って、それなりに可愛いと思う。ひっかかないなら、猫も可愛いよ、きっと。仮に私が猫を選ぶなら、コルクみたいな茶色じゃなくて、色は真っ黒か白黒が良いな。きらきらの輝くブルーベースでシルバーがかった毛並みなんか最高に魅力的でいいかな。女豹レパードなんて超素敵かも。
(大変失礼。これは愛犬コルクがIKEAで安く買ったオモチャなんだけど、鼠の人形を数匹加えている。
どうだ、インド人、見たか、犬だってこうして鼠を虐めるぞ。。。。きっとインド人には私とコルクがスッゴイ異質に見えるだろうな。)
インドにダックスは居ない。
コルクがインドを疾走したら、踊るマハラジャの大パニックになるな、きっと。
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(その2 右手で食べなくなった)
左手は不浄としていたインド人達だが、最近は変わってきた。
3年半前、チェンナイでは殆どの人が直に右手でカレーにライスをまぶしてべチャべチャと食べていた。本当に皆が素手で食べていた。
有る意味 見事なくらいに右手だけでドーサやチャパテイ(それらは薄いクレープかパンだと思って)を右手だけで千切ったり、右手でライスを掴んでカレーにまぶしながらマサラっと口に運んでいた。
驚くことにこの3年で随分スプーンが普及している。なぜか私の部下に聴いたら、''スマホ操作するのに汚れるから'',だって。。。本当かよ?
スマホが宗教の壁を破った???じゃ、今まで信じてたのは、何だったの。
左手も使っている。3年半前はマックもKFCもハンバーガーを右手だけで食べようと悪戦苦闘して、結果的にバラバラに中の具が零れ落ちてしまい、後から拾って食べていた彼らが、もはや我慢できないから、左手を使い出し両手でハンバーガーを掴んで口に放り込んでいる。アメリカ文化のハンバーガーのジャンクな美味しさがインド人の心を鷲掴みして、宗教の不浄の手を忘れさせた??? じゃ、今までなんで左手封印してたの。。。。何だったの。
私の部下は未だに右手だけで食べようと苦労している。誰にも言わないから両手使えと言っても彼は拘っている(彼曰く、左利きで生まれた人は、左で食べて良いらしい。。。。今だけ左利きになるとか説明し出した。。。。ウーーム、なんやそれ)。
(米国育ちのPatrickはハンバーガーに関しては誰にも負けない。右手だけでなんのその。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(その3 卵)
ベジタリアン度合いは卵で話すと判りやすい気がする。
簡単に言うと、卵をどこの部分まで食べるかなんだ。
ベジタリアンだから卵は一切食べない(と半ば嘘)つく人。
ベジタリアンだけど、卵の白身までは許すとか都合いい事言い出したり、黄身までも食べる人も大勢居る。
ベジタリアンだけど妊婦の時だけは身体に力を付けるために卵を食べることを認めたりもする。
(卵が身体に必要だったら、最初から食べろよな)
インドから日本に来たベジタリアン達が、野菜天麩羅を美味しい美味しいと思いっきり食べてるけど、その天麩羅のころもには卵入っているよと(嫌がらせの)説明すると、OK Sirで美味しいと判ったら構わずに食べ続けるケースが大半。私が知る限り100%食べ続けた。
インドでは私Patrickと同じ行動パターンで、酒、タバコ、マージャン、女、飲む、打つ、買うなんて 一切 (声を大きく)いーーさい 遣らないような ストリクトなベジタリアンが、 国外逃亡して誰も身内が見てないと思った瞬間に、’’酒はガブ飲みするは、ありとあらゆる肉は口に放り込むみ、最後は悪の限りを尽くそう’’とするのを身をもって辛く経験しているのは私だけでないと思う。インドを担当した人たちはそうしたインド人の変身ぶりに呆れている。
(パトリックは、そんな振る舞いは、きっと、しない気がする。。。。。)だったら、ここでのベジだ、ノンベジだの拘りは 宗教の縛りをベースに 人目と体裁だけかよ。。。って言いたくなる。
(これは今週月曜にニューデリー日帰り出張した際に駆け込んだ一流ホテルのレストラン。ベジとノンベジを切り分けるのに、卵がそれだけ鍵になるから、インド人の心をくすぐるように駄洒落でお店の名前を Expectation’’期待してって’’と言いたく eggspectaton としている。)
出たーー、我社の隠しておきたい恥部。実は私は意外と彼女達に興味を持ち出して、もしかすると
’’愛しのパトリックさん、私達 太鼓腹部屋の女力士9人で 今宵は優しくマッサージしてあげましょう。。。無料で大放出サービス 献身的にとことん頑張ります’’ なんて来られたら、最高に悶々どころか
インドで悶死。。。悶死。。。悶死
背中に乗られたら、マッサージ途中で呼吸困難死亡。
お休み この太鼓腹の女力士軍団に襲われて、永遠にお休みとなりませんように。
じゃ、又
(ん、ん?? 声が聞こえて来た)