許せん インド人の運転、もう大勢に蹴りを入れたくなる私は間違っているかい? | patrickのブログ

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(いつも本題に入る前のエピローグが長く、それがメロメロに大好きと言う人と、本文だけすぐに書けとの怒りのコメントをもらって戸惑うが、私は、’’なぜそうなったか’’を知るのが人生の妙だと思えるから、やっぱりエピローグはしばらく続ける。このブログは長く続いて私がインドを去る4月までだから。

もしも自分がブログの病みつきになったら、5月からは ’’Patrickの二子多摩川通信’’なんて名前にして それなりに所以有る、松任谷ゆみさんと仲間由紀恵さんと近所の島田洋子さんと一緒にブログを続けるかもしれないけど、それはその時だ。)


今日は無性にイライラしている。爆発寸前。なんでかブログアップしたい。


インドの仕事では大問題の連鎖は当たり前だから、それには耐えられる。とにかく皆で力併せ乗り切るし、そうしたピンチこそが自分達への気付きを与え、成長のプラットフォームとなり、そして次への大きな商売のチャンスと思って乗り切る。部下達には、今こそが客先と親しくなるチャンスだ突っ込めと指示している。

これって人生と一緒なんだろうな、きっと、僕はそう思う、きっとそうだ(村上春樹風言い回しを真似)。


なのに、イライラしている。それは、インド人の運転が非常識すぎる、もう怒り狂う。思いっきり皆が運転

下手糞で、しかも自分勝手で、節操無く相手を威圧して、判っていてわざとぶつかる様に車を動かし、とにかく一歩でも自分の車を前に前にと動かす、そんなミリオンのインド人を虐殺したくなるくらい頭に来る。

どうしてそうなる、まてよ、そうか、見えてきた(東野圭吾風言い回し)。


こんなことがインド13億人の国民が朝夕の通勤で毎日(インフラが整うよりも それ以上のスピードで車や2輪の数は増え続けるから)繰り返していると、大声で叫びたくなる、’’おまえらは正気か?馬鹿か?’’。


今このブログを読んでいるインド駐在の皆は私と一緒に身体が熱くなっているハズだ。今宵血が煮えたぎり出している。立ち上がってビール片手にそうだそうだ、絶対許せんと叫ぶ人が一人二人居ても決して可笑しくない。私は証人となるが、その人は正気なまともな日本人サラリーマン戦士だ。

ちなみに私はビールはほとんど飲まずに、もっぱら一杯あたりの単価は安く美味しいウイスキー、今夜はSULA白ワイン(冷やしすぎ)だけど。


なんで、なんで、こうなってしまう。

いくつか思うところを独断と偏見を持って書かせてもらう。

賛否両論のコメントお待ちします。


前回インドのドライバー許せないと私がブログアップした時は、なんとアクセス数 1,500人???

有り得ない間違った数字が出た(普段450人くらいなのに)。だってチェンナイの日本人は600人

としたら、それって日本で誰かが見てるの???


行きますよ、バックルアップね

(米国人が言うバックルアップとは、座席のシートベルトをしっかり締めて事故でも耐えられるように

身構えろよって意味だけど、日本語だと???椅子から滑り落ちないようにしろよってイメージかな。

それから、米国人が バンドルアップって言えば、それは服を沢山着込んで暖かくして風邪ひくなよって意味だからね、アレッ英語のブログじゃ無いよね)。


(1) まともな運転教習所が無い。要するに教わってない。

  私達だって、お金を 2,000ルピー(4,000円以内)払えば運転免許書は闇から手に入る。

  前回のブログでインド人ドライバーのあまりに知識無い運転技術を書いたから見てね。


  インド人の2,000ルピーは、日本人の金銭感覚だと イメージ 20,000円くらいと思って。


(2) 普段全く刺激が無く、カーストの底辺近くで生きる運転手は、刺激を楽しんでいる。危険が

  迫ることが、運転していて危ない事が、彼らのゲーム感覚のモチベーションになっている。

  (私にはそれを言うのは辛い立場だが)ドライバーの多くは底辺のキリスト教だ。


(3) 彼らの’’貧しい根っこ’’から、一歩でも前に進まないと損した気分で居る。

  これって、簡単に思うけど、実は根っこが深いよ。だってドライバーが貧しいんだもん。

  インドの中産階級以上が自分で車を購入して運転しだせば別だけど、今のように貧しいキリスト教の

  ドライバーがマスターを乗っけて運転手やっている、同時に同じような境遇のドライバーがバスやトラッ      クを殺人兵器みたいに運転しまくるインドの道では、これはしばらく続くな、きっと5年とか10年は続くかもしれないね。


(4) 生き物は400回死んで生まれ変わってそして人間となれる。。。輪廻の世界で、とにかく彼らの

   今は、その400回の一つとの人生観。。。アーーそれって怖すぎるよ、怖すぎる。

   だって、私達にはもっと大切なもの有るよね、私はとりあえず次の週末仲間とゴルフしたいし。。。

   って言ったら、インド人からしたら、これって馬鹿だろうね。


   月曜から土曜日まで死にそうに働いてフラフラの私達 きちがいゴルファーが、週末の朝は

   4時半とかにはアパートを出発して、真っ暗な夜明け前にゴルフ場に集まり(インド人は寒いから

   焚き火している)夜明けを待たずにテイーショットを バッカーンと放つ、そんな私達日本人を見て

   インド人ドライバーは、きっと おまえらアホか?と思っても可笑しくは無い。

   私も時々自分をそう思うくらいだから。なんで身体を休めずに、ストイックに暗闇の中に立って

   いるんだって。   御免、話がそれた。


(5) 譲ることを知らない。お互いが一歩でも先に前に進まないと損した気分が強すぎる。

   これって、上海の万国博で経験したな。人気あるパビリオンほど、すっごい行列になる。

   その背景には、おそらく彼らは、そこで少しでも早くから並んで自分も皆と同じか、早く権利を

   獲得しないと損するとの脅迫観念が根っこに有るからだろうと思う。

   中国で生活している時にその話しを親しい部下の中国人から聞いても、そんなもんかなーーと

   思ってたけど、インドに来て、それって真実だったかもって今思っている。


以前のブログで書いたけど、インドに生活する奥様(特に韓国人マダム)が一番欲しいのは、お金でも愛でも無い、自分の言うとおりに動く、一緒に時間を過ごしておだやかな完璧な運転手だ。


となると、日本人サラリーマン戦士はどうなるか? そこは面白い。


知っている人で、駐在期間中にドライバーを23人変えたと言っていた。

おそらく、このブログを読んでくれているインド駐在の日本人サラリーマンなら、一年で数回ドライバーを変える事は有りうると思う(逆に同じドライバーでずっと過ごせれば、それはもう天国かも)。


まず、ドライバーに求めるものは、


(1) 時間通りに、約束通りに来る事。 これが守れないドライバーが多すぎる。大慌ての朝が多い。

   時間を守らないドライバーは、早期に変えたほうが良い。


(2) 英語の指示が伝わる事。 まともに英語がハッキリと判るドライバーを持った人は幸せだ。

   私の今のドラバーは若くて頑張ろうとする良い子だが、とにかく(私の立場上言いたくないが)キリスト 教で貧しく、まともに英語が話せないから、毎回指示が大変だよ。

   お任せしますが、英語がはっきり伝わる運転手なら、それは良しです。


(3) 絶えず車を綺麗にする。お金に綺麗(おねだりしない)。受け答えがプロとして弁えている。

  運転中に携帯がなっても出ない、とにかくプロとして運転に徹する。それを徹底させている。


  私の運転手が、運転中に携帯が鳴って、万一それを取り上げようとしたら、クビ首首だーーですよ。


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最後に彼らの恐るべし金銭感覚の一例をブログアップする。

私を嘘つきと思っても良い。それを覚悟で書く。これは200%300%事実の驚愕のストーリー。


a)私のその昔のドライバーが大渋滞を運転していた。

b)携帯が鳴った。普段は無視する彼が携帯をチラッと見た。

c)その瞬間、車は前に割り込んだオートリキシャ(黄色い3輪車)にドンと軽く追突した。

d)運転手が外に飛び出て、’’お前が急にとまった’’と言い張り、’’オートリキシャの運転手は

  後部座席の客をまったく構わずに、ぶつかったら弁償しろと騒ぐ’’その騒ぎ30分。

  その間に後部座先の運転手はお金も払わずに消え去っていた。

e)寝て待とうかとおもった私も流石に頭にきて、外にでるや二人に聞いた。

f)いったい何をもめている、いったい修理費はいくらなんだ。

g)オートリキシャの運転手が言った、’’見てくれ、おれの大事な車の後部バンパーが壊れて

 落ちている、修理費は絶対払ってもらう’’と叫んでいる。一方私の昔の運転手は、’’彼が突っ込んで

 来たんだ’’、そんなの知るかの姿勢を変えない。これだと後1時間しても拉致が明かない。

h)私はオートリキシャの運転手に聴いた、いったい修理費はいくらだ、どれだけ払えば気が住む。。。

i)さて、皆さんはここでいくらを想像しますか。仮にも人を乗せるインドのタクシー オートリキシャの

 後部バンパーとその修理費用合計の請求金額をどう考えますか?

j)私は 最悪10,000ルピー(今の為替なら20,000円程度)が最高額かなって思って返事を待った。

k)そのオートリキシャのドライバーは、高いゾーーと前置きしながら言った数字が驚愕。

 それを、その額を皆が聞いたら、絶対のけぞる。

l)なんと、200ルピー(400円以内)。200ルピー早く払えと迫ってきた。

m)まてよ、俺は200ルピーの為に車の中で30分待たされ、今その交渉に付きあわされ、

 これって気が狂う。早々に200ルピーを差し出してドライバーを呼びつけその場を立ち去った。


それくらいにインドの最低層の人たちと私達の金銭感覚は違う。

それを知ることってインドを知ることであり、とっても大切だと思う。


私は、日本に帰って、コンビニで 400円を払うときに、インドのオートリキシャ(黄色い3輪のタクシー)

の後部バンパーを思い出すだろう。


ところで、猛烈お腹すいた。こんなブログ書いていたら食べるの忘れていた。

今夜の私の食事はレトルトとスナックとチーズとワインだ。お見せしよう、今から食べるのだけど。





今夜はこのセットで生き延びる。

チーズリゾット(落合 努シェフの渾身のリゾット???)と カマンベールチーズ6Pと

おつまみと、同じみ三日前から飲み残ったSULAワインだ。冷やしてる、丁度良い温度に。


そして今夜の一緒に時間を過ごしてくれる彼女は、今朝の TIMES OF INDIA(全国紙)の

一面の女性だ。これって寂しいかも、でも 出稼ぎ商社マン頑張るよ。


明日もドラバーとの戦いが待っている。

寝るか



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このブログにドライバーに参加してもらう。この写真2回目かもしれない。


明日もこいつと喧嘩する。こいつクリスチャン、私も。。。。辛い


お休み