過去に100年~150年周期で発生している東海地震が、
前回の発生から既に150年を超えている事により、
いつ発生してもおかしくないと言われ、
静岡新聞でも浜岡原発のありかたを特集しています。
下記のHPで、12回のシリーズすべての記事が読めます。
http://www.at-s.com/news/detail/100098650.html
今日は、各回ごとの要旨をまとめてみます。
①浜岡原発1,2号機は、3~5号機並みの1000ガルの耐震補強をあきらめ、
運転停止して既に3年経つが、中に入っている燃料プールの耐震性の
評価結果について、求められているにもかかわらず、
中部電力は未だに回答していない。
②3.11では、福島第1原発・女川原発共に、基準地震動SS
(設計で想定する原発直下の最大の揺れ)を超えたゆえ、
浜岡原発のSS、800ガルの見直しが求められているのだが、
中電は、既に1000ガルあるから問題ないと言っている
③現行の耐震設計は、余震の繰返しを考慮しているとは言えないが、
3.11では、4月の余震でも設計値を超えているのだが、
中電は、“安全裕度”があるから大丈夫と言っている。
④活断層以外は、原発耐震上の考慮は不要とされていたが、
福島の「湯ノ丘断層」は、3.11の余震で活断層化した。
浜岡原発1,2号機建設後に発見された、敷地内を並行して貫く
4本の“H断層”について、中電は活断層でないと言っている。
⑤中電が国に提出した4つの書類には、考えられない単位のミスが、
計152箇所も発見された。
⑥1498年の明応東海地震で、15mを超える津波が浜岡を襲った
可能性があるのに、敷地高はコスト面を無視できず標高6mだ。
津波対策という本質的な安全が優先されていない。
⑦中電は、東海・東南海・南海の3連動地震の津波を8mと想定し、
砂丘堤防だけで津波を防げるとしていたが、
砂丘がやせ続けている事や、3.11以降の国の要請を受け、
高さ18mの防潮堤の建設に踏み切った。
⑧浜岡原発のアキレス腱といわれる海水の取水塔は、
全炉停止した今も、原子炉や使用済燃料を冷やす必要があるが、
津波で大型船が衝突して壊すことはあり得ないと言っている。
⑨2009年8月11日の駿河湾のM6.5の地震で、5号機の地下に
“低速度層”(周囲の地層より柔らかいのでそこで増幅する)が
発見された。震源地が直下を想定すると、最大加速度は
中電の設計SS800を大幅に上回る1454ガルになる。
⑩新幹線では、とうの昔に緊急地震速報をくみこんでいるのだが、
中電は、2008年12月に研究を始めたレベル。そして、
この速報の精度が担保されないと導入できないと言っている。
本振(S波)が来る前に原子炉を止めれば安全なのに。
⑪新たに発足した“原子力規制庁”は、米国のような
独立機関でないので、推進側との癒着を防げるのか?
科学的な予測には限界があるので、最悪条件的な
基準を適用することが、3.11での教訓だ。
⑫複数同時故障の想定を不要としていた指針により、
これまで判断されていた司法の基準が、3.11により見直される。
浜岡原発差し止め訴訟控訴審の行方が注目される。
以上が要点ですが、考察は後日書き込みます。















