前回の安政東海地震(M8.4)が1854年に発生してから158年目です。
過去の発生間隔が、100年から150年である故、いつ来てもおかしくなく、
3.11の発生により、東南海・南海の3連動の危険が高まっています。
静岡新聞の連載記事への考察をします。
* 12回を通して印象強いのは、電力会社が国に守られているため、
事故の危険への責任感が、大幅に欠如している。
顕著な具体例では、⑫にあるように、国の“安全設計審査指針”で、
複数同時故障の想定を不要としているため、裁判所までがなびいており、
この現状に中電があぐらをかいていることが明確。
対策としては、法体系も含め、電力会社への事故リスクに対する
責任を強化するべきだと思う。
この点では、自分も在職中から同様な印象を強く持っている。
自分の生産技術職としての任務は、
工場進出の仕様決定から、稼働開始までのまとめが中心で、
受電に関する電力会社との交渉も常であった。
受電の条件に、事故で周辺地域に迷惑をかけた時の賠償責任を、
強く縛られてきた。
これに対して、電力会社の事故で我々が被った被害に補償が無いと問うと、
支店長(役員)クラスが、ニヤニヤしながら、「我々は法律で守られているから、
事故の責任を負う必要が無い」旨、平気でのたまう。
こんな煮え湯交渉を、毎回のようにさせられてきたことは、忘れることが出来ない。
* 緊急地震速報を未だ取り入れようとしていない事に、まったく理解できない。
新幹線が地震事故を起こしていないのは、速報で自動的にブレーキをかける
システムが寄与していると強く感じる。
これも自分の業務と強くかかわる。
自分が定年退職して3月で6年経つが、退職前に既に工場仕様で決めたのは、
当時まだ民間には導入できなかったのだが、可能になったらいち早く、
リスクの高い設備に緊急地震速報の信号で、瞬時の稼働停止を予定していた。
退職後、後任が粛々と予算を実行してしていたことが伝わってきている。
以前にも書いたが、
民間で可能な事が、電力会社になぜできないのか?
以上が考察です。
今後の予定は、明日七ヶ浜に移動して、日曜日まで活動するつもりです。
よろしくお願いいたします。