この度はお忙しいところ、このブログにお立ち寄りくださいまして、有難うございます。
このブログをご覧くださっていらっしゃる全ての皆様の、ご健康とお幸せを、心よりお祈りさせていただきます。
さて、こうしてブログを書かせていただくようになって、早いもので3年以上の時が流れています。
その間、「hideゴスロリ雪華」と言う名前を、名乗らせていただいております。
「hideゴスロリ雪華」は、「ひでごすろりせっか」と読みますが、そもそも「ゴスロリ」って何でしょうか?
本日は全く個人的な視点で、ブログをご覧くださっていらっしゃる皆様に、「ゴスロリ」についてお話させていただきたい、と思っています。
まず「ゴスロリ」と言う言葉ですが、これは元々「ゴシック」と「ロリータ」が融合して出来た言葉になります。
ですので、今でこそ「ゴスロリファッション」と言えば、分かる人には分かるんですが、そもそも「ゴシックファッション」と「ロリータファッション」と言う、別の物だったんですね。
それでは、「ゴシックファッション」「ロリータファッション」について、それぞれお話させていただきたい、と思います。
皆様は、「ゴシック」と聞くと、中世ヨーロッパのゴシック建築を思い出される方もいらっしゃるでしょう。
それは正に正解でして、「ゴシックファッション」の「ゴシック」とは、この「ゴシック様式」を語源としています。
そして、中世ヨーロッパの貴族達が、舞踏会などで好んで着たファッションをイメージした物が、「ゴシックファッション」になる訳です。
↓写真ですと、こんな感じになるでしょうか?
ご覧になっておわかりかと思いますが、ほぼ全身黒い洋服ですね。
しかし今現在は、ゴシックとロリータを融合したゴスロリが主流ですから、完全なゴシックだけを扱うファッションブランドと言うのは、ほとんど無いと思います。
ただ無理矢理に区別すると、基本的にゴシック寄りと思われるブランドが、ATELIER BOZ(「あとりえ ぼず」と読みます)、Moi-meme-Moitie(「もわ めーむ もわてぃえ」と読みます)、BLACK PEACE NOW(「ぶらっく ぴーす なう」と読みます)などでしょうか。
↑上の写真は、Moi-meme-Moitieです。
↑上の写真は、ATELIER BOZになります。
なお、BLACK PEACE NOWは残念ながら会社が倒産してしまいましたが、デザイナーだった小林さんと言う方は、「sheglit(しぇぐりっと)」と言う新しいブランドで、活動なさっていらっしゃいます。
いつ頃の事か定かではありませんが、以前東京・原宿の神宮橋と言う所に、全身真っ黒のカッコイイお姉さんお兄さん方がいらっしゃったのを、覚えています。
神宮橋と言うのは、JR原宿駅から明治神宮や代々木公園に向かう途中、山手線や埼京線の線路上にかかる橋の事です。
ここでの目撃が、ゴシックファッションとの個人的な最初の出会いだったのは、間違いないと思います。
話が個人的な内容にそれてしまいましたが、続いてはロリータファッションについて、お話させていただきます。
ロリータファッションの特徴としましては、女性の可憐さを非常に強調した物、と言う事が言えると思います。
「ロリータ」と言う言葉は、「ロリータ趣味」とか「ロリータコンプレックス(ロリコン)」を想像させますが、女性らしさを極限まで追求した結果、と言う事になるのでしょうね。
ファッションの特徴としましては、頭にボンネットを付け、日傘を差し、パニエを履いてスカートを膨らます、などと言った事が挙げられると思います。
↓写真で言うと、こんな感じになるかと思います。
ロリータファッションの発祥については諸説あるようですが、1979年ラフォーレ原宿にAngelic Pretty(「あんじぇりっく・ぷりてぃ」と読みます)やBABY,THE STARS SHINE BRIGHT(「べいびー・ざ・すたーずしゃいんぶらいと」と読みます)がオープンした事が、きっかけだったとも言われています。
↑上の写真は、Angelic Prettyです。
↑上の写真は、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTです。
その後、映画「下妻物語」(嶽本野ばら=原作)の中で、主人公の竜ケ崎桃子がBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの洋服を着ていた事がきっかけで、ロリータファッションが広まりました。
ただ、ゴシックファッションにしてもロリータファッションにしても、ミュージシャンのライブに集まる人達の独特なファッションが起点になっていた事も、確かなようです。
そしてもう一つ音楽で言うと、代表的なV系(ヴィジュアル系)バンドであるMALICE MIZERのメンバーManaさんが、「ゴシックとロリータの融合」を提唱し、前出のブランドMoi-meme-Moitieを展開させた事が、「ゴスロリ」と言う言葉が一般的になったきっかけだった、とも言われています。
つまり、ボンネットや日傘、パニエなどはそのままで、洋服の色を従来の明るい物から黒へ転換させて行ったと言う事なんでしょうね。
このように音楽と結び付いたゴスロリファッションは、そもそも西洋のファッションをモデルにしていたにもかかわらず、日本を代表するファッションスタイルの一つになって行きました。
そして近年は、海外に逆輸出と言う形で、インターナショナルな広がりを見せています。
このゴスロリスタイルが、ある意味逆に非常に日本的なんだそうです。
なお、ゴスロリブランドは現在かなりの数があります。
東京で言いますと、前出のラフォーレ原宿や新宿の丸井アネックス館に、かなりのブランドのお店が集中しています。
また、代表的なゴスロリファッション雑誌としましては、「ゴシック&ロリータバイブル」(通称「ゴスロリバイブル」)と「KERA」を挙げる事が出来ると思います。
↑上の写真は、「KERA」の表紙です。
↑上の写真は、「ゴシック&ロリータバイブル」の表紙です。
まだまだお話させていただきたい事は山のようにあるのですが、長くなりましたので、この辺にさせていただきたい、と思います。
(厳密には、きちんと説明出来ていませんが・・・。)
なお今回の写真は、全てお借りした物です。
最後に、関連サイトのリンクを貼らせていただきますね。
Moi-meme-Moitie
http://moi-meme-moitie.shop-pro.jp/
ATELIER BOZ
Angelic Pretty
http://angelicpretty-onlineshop.com/
BABY,THE STARS SHINE BRIGHT
Sheglit
今回も、最後までお読みくださいまして、有難うございました。(^◇^)