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「食べること、やめました」

これは今回のブログのタイトルですが、とても印象的ですよね。

実はこのタイトル、森美智代さんと言う方がマキノ出版と言う所から出した本の題名なんです。
不食6 

 

個人的な話で恐縮なんですが、以前から自分の中では「人里離れた山奥で、カスミを食べて生きるような生活が理想」だと思っている部分がありました。

ですので、この本はタイトルに惹かれて購入させていただき、今回一気に読ませていただきました。

 

早速ですが、内容を簡単にご紹介させていただきます。

 

森美智代さんは、 1962年生まれです。

父親の都合で引越しの多い生活でしたが、中学3年の時に高知県に住む叔母さんの家に下宿し、叔母さんの影響を受けて学校の養護教諭を目指します。

 

以下、出来事を時系列にご紹介させていただきます。

 

1979年 高校2年の時、「健康合宿」に参加。甲田先生と出会い、半断食・西式健康法を初めて体験。

 

ここに出て来る甲田先生と言うのは、大阪府八尾市で甲田医院を営んでいる甲田光雄先生の事です。

甲田先生は、断食や少食療法の先駆的な指導者なんです。

 

また、西式健康法と言うのは、西勝造先生が1927年に確立した独特の体操・生活習慣・断食・生食療法などを行う健康法の事です。

西勝造先生は、日本初の地下鉄を設計した方なんですが、若い頃大病をし、医者から治らないと言われてしまいます。

しかしながら自分の身体は自分で治すと決め、300種類以上の健康法を実践して健康を取り戻しました。

 

森美智代さんの話に戻します。

 

1981年 甲田医院で5日間の本断食。

      短大卒業後は、養護教諭になる。

1984年 21歳の時、歩くとふらついて転ぶようになり、「脊髄小脳変性症」と診断される。

 

この時、いくつもの病院を受診しますが何の検査をしても「異常なし」と言う結果でした。

異常なしだと、その後診察も薬の処方もしないのが西洋医学ですが、現実には症状が辛く、最後に受診した精神内科でこの病名が分かるんですが、結論は「不治の病」でした。

そして、最後に辿り着いたのが甲田先生だったんです。

 

その後教諭を続けながら、夏休みなどの長期休みに甲田医院で断食を行なう。

 

1986年 病気悪化のため退職。甲田医院に入院し、すまし汁断食を行なう。

1987年 その後玄米菜食を続けるが、3月から再び入院しすまし汁断食に入る。5月から葉菜・根菜各500g、生玄米粉140g、計900kcalの「玄米生菜食A」にして、その後退院する。

6月末退院して生菜食を取る生活を続ける。

11月には、5日間の本断食を行なう。

 

甲田先生の見立てでは、お腹に溜まっている物を出せば、病気は治るとの事でした。

人間は、誰でも食べ過ぎによる老廃物がお腹にあって、しばらくすると出て行くんですが、また代わりに新たな老廃物が溜まると言う繰り返しなんだそうです。

 

1988年 年の始めから、本断食、すまし汁断食、青汁・ハチミツ断食を繰り返し、その後の日常は昼の玄米粉を抜き、葉菜・根菜各500g、生玄米粉70gの計650kcalにする。

1989年 4月にリンゴ断食をやった後、夕食の玄米粉を抜く。一日に葉菜・根菜各500g+ハチミツ30gの計500kcalになる。

1991年 昼の野菜500gとハチミツを抜く。一日に葉菜・根菜各250gの計200kcalになる。その後再びお腹が張るので、青泥とすりおろしのカスを絞り、野菜汁として摂取するようになる。一日に葉菜・根菜各250gの計150kcal

 

ここに出て来る断食や食事療法は、全て甲田先生の指導の下に行われたのであって、決して森さん一人の判断ではありません。

 

1992年 9月に本断食。10月に八尾市に鍼灸院を開業。

1993年 6月に17日間の本断食、ただし食塩のみ摂取。

1994年 5月に8日間の本断食、ただし食塩のみ摂取。12月からニンジン汁を抜く。一日に葉菜250gの青汁のみ、約100kcal

1996年 葉菜を250gから150gに減らす。約60kcal

2000年 毎週日曜日の1日断食を開始。

2002年 青汁に加え、3種のサプリメント、スピレン・エビオス錠各20粒、ビタミンC1錠を摂取。

 

ここで、森さんの最近の食事内容をご紹介させていただきます。

青汁の材料は、例えばある一日をとって見ると、ケール・白菜・フダンソウ・チンゲンサイ・セロリ。

これを、各30g計150gになるように切り分け、ミキサーに入るくらいの大きさにザク切り。

これをミキサーに入れ、塩小さじ半分と水200㍉リットル、ユズのしぼり汁少々を加えてミックスさせる。

これを濾した後、茶碗に入れて飲む。

 

ちなみに、こういう食事で栄養がちゃんと取れているのか、心配な方もいらっしゃると思います。

本の中でもその事は触れられていて、何と森さんのお腹は牛に近い状態のようなんです。

牛と言うのは草しか食べませんが、人間も率先して飲むような栄養豊富な牛乳が出ますよね。

つまり、森さんの身体は、その食事に対応出来るように「進化している」らしいんです。

人間の適応能力って、素晴らしいですね。

 

なお、甲田医院はその後入院治療を行わなくなり、さらに昨年12月をもって閉鎖されました。

甲田先生自身は、2008年にお亡くなりになっていらっしゃいます。

後継者がいなかった、と言う事なんでしょうね。

 

森さんの事からも分かるように、全然とは行かないまでも、人間はそんなに多くの物を食べなくても生きて行けると言う事は、紛れもない事実のようです。

だとすれば、食べ物を買いに行く時間、料理する時間、食べ物に使うお金から解放されて、もっと自由なライフスタイルを送る事が出来るんではないでしょうか。

今回は、このような事を皆様にも考えていただきたく、ブログを書かせていただきました。

 

今回も、最後までお読みくださいまして、有難うございました。(^◇^)