ブログをご訪問くださいまして、有難うございます。
このブログをご覧くださっていらっしゃる全ての皆様に、良き事が雪崩れのごとく起こる事を、お祈りさせていただきます。
さて先日、東京・六本木にあります国立新美術館の「チューリッヒ美術館展」に行って参りましたので、そのレポートをさせていただきたい、と思います。
今回の美術展の事は、今年の2月にありました「モネ展」でチラシを見て以来、ずっと楽しみにしていました。
何せ、出展されている画家が、ピカソ、ムンク、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、シャガール、カンディンスキー、モンドリアンetc、と西洋絵画の歴史上著名な作家のオンパレードだからです。
これだけを見ても、今年一番の美術展と言っても良いのではないか、と思います。
では、早速行きますね。
まずは、こちら。
これは、クロード・モネの「睡蓮の池・夕暮れ」です。
このブログをずっとご覧くださっていらっしゃる方は、「またモネか」と思われるかも知れません。
実は全くその通りで、筆者がモネの作品を見るのは、これで今年4回目になります。((;^ω^)
ただ、今回初めてこのブログをご覧になっていらっしゃる方もおいでだと思いますのでお話させていただきますが、モネは晩年大きな庭のある家に住みます。
その庭には睡蓮があり、モネはその睡蓮を何回も模写しています。
これも、その作品の一つなのですが、今回は割とダイナミックな筆遣いをしています。
ですので、余り形に囚われない、むしろ色そのもので睡蓮を表しているように感じました。
続いては、こちらです。
これは、フィンセント・ファン・ゴッホの「サント=マリーの白い小屋」と言う作品です。
ゴッホは「色彩の画家」とも言われているようですが、個人的には「キャンバスに絵の具をベッタリ塗る人」と言う印象があります。
ゴッホは、モネなどの印象派の活動に影響を受けた後期印象派と言われています。
この作品は、タイトルにある通り、建物や壁の「白」がとても目を惹きました。
また、左端の建物の屋根や、生い茂る草の葉の描き方が特徴的ですよね?
次は、こちらです。
これは、ポール・セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」と言う作品です。
セザンヌは、よく故郷の山をモチーフにした作品を描いています。
そして、個人的には建物を結構頻繁に描き、しかもその建物や窓の輪郭を非常にはっきり描く特徴があるように思います。
そして、こちら。
これは、アンリ・ルソーの「X氏の肖像」と言う作品です。
ルソーはよく、「ヘタウマ」とか「ヘタ、ヘタ」などと言われる事もあるようです。
と言うのは、何故か人の足を描くのが苦手らしく、足が途中までしかなかったり、納得が行かないと途中で「ヤ~メタ」と言って、未完で終わっている作品が多いんだそうです。
しかし、こうしてルソーが有名になり、その作品が後世まで残っているのは、ピカソが評価したからかも知れません。
そう思って見ると、この作品のモデルの顔の右半分と左半分が違う描き方をしていますよね?
こんな所がピカソが気に入ったのではないか、と想像を膨らますと、楽しくなって来ます。
次は、こちら。
これは、ポール=ゴーギャンの「花と偶像のある静物画」と言う作品です。
ゴーギャンは南海の島タヒチに移住して、タヒチの自然やそこに暮らす人々を描いた作品が有名ですね。
そして、割と筆をグッと塗り拡げた作品が多いような気がします。
この作品では、花の後ろに描かれている人間らしき影が印象的です。
死の恐怖を表している、とも言われています。
そして、こちら。
これは、フェルディナント・ホドラーの「真実、第二ヴァージョン」と言う作品です。
「第二」と言うくらいですから、当然「第一」もある訳ですが、チューリッヒ美術館所蔵ではないんでしょうね。
ただ、このような作品タイトルは、今後これからも出て来るようなので、心の片隅にでも留めておいてください。
ちなみに、この作品のように、人物を始めいろいろな物を横一列に描いた作品が、多いようです。
これは、迫り来る男性を押しのける、力強い女性像のようにも見えます。
さらに、ホドラー作品をもう一つ。
これは、「ケ・デュ・モンブランから見たサレーブ山」と言う作品です。
横一列並んだ白鳥が、特徴的ですね。
筆者はこの作品を見た時、ある日本人カメラマンの写真を思い出しました。
それは、その人が家族を砂丘の上に横一列に並べて、様々なポーズを取らせて撮った物です。
ここにその写真を掲載するのは、余りにもえげつないので止めますが、興味のある方はお調べになってみてくださいね。
続いては、こちら。
これは、ピエール・ボナールの「庭に憇う家族」と言う作品です。
ボナールは、最初はゴーギャンの影響を受けたと言われています。
しかし、その後作風が変わり、街に暮らす人々の日常を曖昧な輪郭で描くようになりました。
この作品も、このような特徴がよく出ていると思います。
そして、こちら。
これは、フェリックス・ヴァロットンの「訪問」と言う作品です。
一組のカップルが描かれていますが、何故か絵の右端です。
そして、二人の間にある、何か濃密で密やかな関係が漂っているようにも見えます。
作品の中に、その人物の心象風景を描き込んでいるスタイルは、個人的に大好きです。
なお、ヴァロットンは木版画家としても有名ですが、筆遣いが木版画を連想させます。
こういう所に、画家本人の好みが出ているように思えます。
以上9作品を紹介させていただきましたが、実はまだご紹介させていただきたいのが、沢山あるんです。
ですので、今回は「パート1」と言う事で、続きは次回にさせていただきたい、と思います。
今回も、最後までお読みくださって、有難うございました。(^◇^)