被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、そんな大雪の中、私は昨日東京・上野の国立西洋美術館に「モネ展」を見に行って来ました。
ここからは、あまり美術に詳しくない方を中心に、かなり私の個人的な考えをメインにして、お話させていただきたいと思います。
どうか、あらかじめご承知おきくださいませ。
さて、モネは19世紀後半のフランス印象派を代表する画家と言われています。
では、印象派とはどういうものなのでしょうか?
屋外の風景をスケッチしていますが、これがこの当時としては、かなり画期的な作品なのですね。
一体、どういう所が「画期的」なのでしょうか。
実は、今でこそ屋外で絵の写生をするのはごく当たり前なのですが、当時はこのような事は行われていませんでした。
モネが屋外で写生をやるようになったのは、絵の師匠であるブーダンの影響であると言われています。
それ以前にも、ミレーなどに代表されるバルビゾン派が風景を描いていますが、スケッチのみで仕上げは屋内でやっていたんですね。
そういう意味において、印象派のやった事は、とても画期的であったのです。
と言うのは、筆を大きく動かして絵の具をベッタリ塗るのではなく、極端な言い方をすれば筆を置くような感じで色を塗っています。
ですので、この絵のように点々とした筆の跡が見られるのです。
こちらの作品にも、同じような特徴が見られますよね?
このような事は、同じ印象派のルノアールの作品にも言えます。
印象派の作品を片っ端から見た訳ではありませんので余り確かな事は言えませんが、この当時のルノアールは、モネの作風に似ていると思います。
しかし、やがてモネは印象派以外にその作品の主流を置いて行きます。
代表作と言われる「睡蓮」などは、まさにそうですね。
ただ、いずれにしても印象派が画壇に与えた影響はとても大きいものがあった、と言う事が言えると思います。
ところで、私は個人的に「ぶらぶら美術・博物館」と言うテレビ番組が好きで、よく見ています。
昨日も見たのですが、やはりテレビでは絵の紹介に限界がありますね。
具体的には、やはり筆の使い方と言った細かい部分は、テレビでは捉えきれていませんね。
昨日、改めてつくづく感じました。
「本物を見ないとダメだ」と言う意味が、よく分かります。
ところで昨日美術館で、首をかしげたくなるような事がありました。
と言うのは、一つはキャプションの書き方が、単に絵の解説だけでなく、キャプションを書いた人の個人的な感想になってしまっているのです。
絵と言うのは、一人ひとり感じ方が違うものであり、またそこが面白い所なのですが、これでは台無しですね。
そしてもう一つは、ライトが当たって出来た額縁の影で、一部暗くなっている部分のある絵があった、と言う事がありました。
これは、絵のごく上の方で、しかもほとんどの作品にはこういう事がなかったので、ほとんどの人は気付いていなかったのかも知れません。
しかし、気になり出すとずっと気になるものです。
是非美術館に、ご一考をお願いしたいところです。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。




