「飲食チェーンM&A編12」
[新体制]
横浜本社での新たな日々が始まりました。
〇〇〇〇〇の新体制は
社長が会長にそして専務が社長に
常務が専務に取締役が常務にそれぞれ昇格し
私達の会社は子会社となり
社長は〇〇〇〇〇の社長が兼務
取締役経理部長に私の先輩が
私は取締役営業本部長の任につきました。
〇〇〇〇〇の経営陣の方々は私達を本当に大事に受け入れて下さり、何度も歓迎会を開いていただいて輪を繋げてくれようと気遣ってくれました。
歓迎会の効果もあり、管理部では経理や人事の統合に向けた打合せや商品部では仕入れ先の選定をスムーズに進めることが出来ました。
私はまず営業部の組織変更を実施しました。
営業幹部全員と面談をして新組織を作りました。
人選は過去を引きずらずこれからを前向きに考えられる人。
和食レストラン部長
郷土料理部長を新たに任命。
AMは4名を入れ替え、商品開発も3名入れ替えました。
今回のM&Aで店長達それぞれの考え方も分かりましたので、若手や女性でやる気のある人を抜擢しようと店長をやりたい人を募りました。
そして履歴とキャリアを確認して
個人面接を実施し女性を含む数名を抜擢して
入れ替えました。
この人事でも陰で色々と不満を言っている方々もいたようですが、ダンプはまた走り出しましたので自分を信じて突き進みました。
営業部の体制があらかた整って来たので
次は進めていた仕入れ先の新たな開拓の為
商品部の常務と数名で北海道を周りました。
釧路から根室そして網走へと漁港を視察。
帆立や北寄貝のデカさにビックリ、また形の良いきんきなど中々お目にかかれない食材ばかりでした。
デカい帆立は半身を刺身で半身を焼きでと
商品化のアイデアもどんどん浮かんで来ます。
そして北海道は海鮮はもとより野菜が本当に美味しい。
じゃがいもやとうもろこし、玉ねぎや
アスパラガス、行者ニンニクなどなど
こういう食材達を厳選して提供するからこそ
消費者は他店との違いが明確になり、多少高くても価格より価値として選ばれる存在になったんだなと改めてその強みを実感しながら
帰路につくのでありました。