今更ですが


私の今までの飲食業での体験話を


お伝えしたいと思います。

 

[飲食業に入ったキッカケ]

 

私の実家は仕出しのお弁当屋さんを


父と母が営んでおりました。


当時は複数のパン屋さんから


たくさんの注文をいただき


朝食用、昼食用のお弁当


を届けて大変繁盛しておりました。

 

しかし、私が19歳の時に


父が配達の途中脳梗塞で倒れ


一命は取り止めたもの右半身不随に。


言葉も発せなくなり


仕事に復帰することは出来ず


兄と母と私でお弁当屋さんを


継ぐことになったのです。


父はその後入退院を繰り返し


57歳という短い生涯を終えました。


今では村岡家総勢で8人の孫と


曽孫がおりますが


残念ながら


私の長男だけを抱いて


他界してしまいました。


それが私ができた


唯一の親父孝行でした。


弁当屋の朝は早く


朝というより深夜1時30分に起きて


お弁当作りそして兄と二人で


配達と仕入れをして


帰りに集金をしてお店に戻ります。


昼ごはんを食べて


翌日の仕込みを始め


夕方までで仕込みを終わらせ


父の入院先に顔を出す。


こんな毎日が続きました。

 

しばらくは父の介護をしながら


順調に経営していたのですが


コンビニが進出してきてからは


経営状態が悪化しはじめ


私は就職を考えなくてはと


思うようになりました。

 

私の家族は


妻と二人の息子がおりましたので


とにかく早く就職をして


家族を食べさせなくてはと思い


すぐにでも入れそうな飲食業を選んだのです。

 

この時は全く


目的意識も目標も待たずにおりました。


幸いにも大手居酒屋チェーンに


就職することが出来ました。

 

当時私は30歳


ここから色々なご縁に導かれて


激動の飲食人生が始まりました。