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今年も桜の季節がやって来ました。
テレビのニュースでも各地からの桜の便りガーベラ…幼い頃から春という季節は大好きビックリマーク自身のお誕生日も迎える月でもあり、春の暖かい陽射し、季節の草花を見つけては、何だか明るい気分になれる…。

そう、去年までは大好きな季節でした。
「〜でした」と過去形になってしまったのは、大切なものを失った、深い哀しみからです。
間も無く一年になり、スマホの写真アプリやカレンダーのお知らせを見ては、哀しみは募ります。
どんなに後悔しても、どんなに理由を探しても、どんなに大声で呼んでも、部屋中歩き回り姿を探しても…あの子は見つかりません。
我が家で初めて飼ったワンコ犬…チワワの男の子。我が子と同じように、大事に大事に育てたかけがえのない存在。

病名を知ったのは3月21日。日本動物高度医療センターでの初診でした。青天の霹靂…地の底に突き落とされたような絶望感、そして我が子に対する罪悪感。
私が変異を感じたのは前年の10月…掛かり付け医に診察して頂いても「命に関わる病気ではない」と断言されてました。薬を飲んで一旦は良くなり、又具合悪くなりを繰り返しました。別の病院でもセカンドオピニオンとして診察も受けましたが、答えは同じ。日を追い病状が変わっても、何処が悪いのか診断されませんでした。
やっと医療センターを紹介して頂いて、最高の医療に出会えたのですが…

その日、病名が分かったところで、何の手立てもありませんでした。それだけ難しい病気だったのです。[扁桃扁平上皮がん]…一日掛かりのあらゆる検査の結果、病巣は取り除きましだが転移もあり、最期の時を迎えるまで、昼夜問わず24時間体制、家族での看病が始まりました。同日、余命宣告も受けて、覚悟せざるを得ない状況…とは言え想像を超えた試練が待ち構えている事すら頭にありませんでした。
それから一か月ほどの闘病の末、八歳七ヶ月という若さで逝ってしまいました。

一緒に歩いた散歩道…
満開の桜を見ながら歩いたよね。夏は並木道の木陰は涼しくて、秋は綺麗な紅葉を楽しみ、冬は北風を避けながら日向を探して歩いたね。車社会のこの土地で、歩く楽しみを与えてくれたのは、君のお陰だよ。
飼い主初心者だったけれど、愛情をたくさん掛けて、いっぱい遊んで、彼方此方へお出掛けもして…君はいつも家族の中心で、私達はどれだけ豊かな日々を暮らせたことか。
我が家に来てくれてありがとう。
沢山の笑顔や笑い声で賑やかな日々をありがとう。
もっと早く病気を見つけてあげたかった。
助けてあげられなくてごめんなさい。

そんな言葉を、骨壷や写真に向かって話し掛ける私。毎朝、「おはよう」と声を掛け、お水を供え、写真の前に庭のお花を飾る。出掛ける時には「行ってくるね」そして「ただいま〜」。夜寝る時は「おやすみ。又明日ね」と骨壷を撫でる…今、私に出来るのはそんな事だけ。たったこれだけ。
もうすぐ一年を迎えるけれど、哀しみが癒え想い出と変わる日が来るのだろうか。未だ途方に暮れてしまう、哀しみの日々です。

小さな身体、小さな命。一生懸命生きました。
最後の最後まで。
頑張った姿を見届けました。
辛かったです。苦しかったです。
この姿を忘れてはいけないと思いました。
私達が忘れたら、生きた証も消えてしまう気がするから。

悲しい事に人間は忘れる生き物でもあります。そういう心配もしなければいけない年齢にもなってまいりました。
だから、活字として遺して置きたいと思いました。
出会いから、別れまで…あの子の生きた軌跡を、私達がどれだけ愛していたか。家族にとってどんなに大きな存在であったか。どんなに頑張って生きてきたか。

未熟な飼い主ですが、大切な彼への感謝の気持ち、私達が経験した事、感じた事…書き綴つていきたいと思います。