息子が(なかなか物が減らせない)夫のことを批判している最中だった。



いきなり「母さんは、昭和の価値観から変わろうとしてるよね」と言った。



少々上から目線に感じたけれど、私のことをそんなふうに見ているんだと、驚くとともに嬉しかった。



以前から息子には、「母さんの価値観は古い。今は違うんだよ」と言われていた。





親子って不思議だとつくづく思う。



息子は、過集中になると周りが見えなくなったり、相手の立場に立って考えにくいという特性がある。



反面、非常に敏感で鋭い感覚も持ち合わせている。



私が口に出さなくても、母親の考えていることや気持ちは恐ろしいくらいに分かっている。



心の中で呟いている私の言葉を瞬時に息子が口にするということは、幼い頃から何度もあった。



親と子は潜在意識で繋がっていると聞いたことがあるけれど、まさにそんな感じだ。



母親は幼い子どもにとっては命綱だから、その人の様子を観察して気持ちを読み取ることは、自分が生き延びていくために必要なことなのだろう。



なので息子は、私が言葉で発することと心の中の想いが違うことなんてお見通しだ。



特に、行き渋りや不登校の時には、口で言うことと本心がズレていることを感覚として感じている。



「学校を休んでいいよ」

「無理しなくてもいいよ」

という言葉の裏に

『(本当は)学校に行ってほしい』

『(本当は)もっと頑張れるでしょ。頑張ってほしい』

という本音があることを感じ取っていた。



伝わるのは潜在意識の方だから、繊細な息子は、こんな私の対応に違和感を感じ、心から安心できなかったことだろう。



お母さんの対応が子どもにとって心から安心できるものするには、親の心を整えること、言葉と本音が一致するようにすること、、、それがなかなか難しい。



私の場合、何年もかかった。



最近ようやく息子に自分の普通を押し付けることが減ってきたと感じている。



自分の意識や捉え方を変えていくことや先回りをしないことを心がけてきたが、それでも長年染みついた思考の癖というか価値観は、ちょくちょく顔を出してくる。




そのたびに、

あ〜まただね。

そう思うよね。

長年それで生きてきたんだから、すぐには変われないよね。



などど、自分を否定せずに優しく受け入れるようにする。



それを何度も何度も繰り返す笑い泣き



そんな目には見えない努力をしてきたが、息子には私が変わろとしていると映ったようだ。



だからといって、息子がすぐにどうこうなるというものではない。



ただ、息子の中に安心感という土台が育っていくことを願っている。



今の私の中には、なにか満たされたものが広がっているおねがい