息子が毎日部屋にこもって何をやっているのかは、よくわかりません。



たぶん、パソコンを使ってゲー厶をするか、YOUTUBEを見るか、何か制作活動をしているか…ほぼ1日パソコンを触ってはいるようです。



「そんなにパソコンが好きなら、それに関わる仕事をしたら?」と、これまで何度か息子に言ってきました。



すると息子は、「僕が好きでパソコンをやっていると思ってるの?パソコンを仕事にするつもりはない!」と拒絶され、取り付く島もありませんでした。



ところが最近、「自分で作った音源を売ってみようかと思う」と言ってきました。



思わず私が「いいね!やってみたら。◯◯くんは、耳がいいからそういうの向いているかもね」と言うと、息子はまんざらでもなさそうでした。



息子が、パソコンを使って何やら編曲をしたりしているのは知っていました。



親が言うのもなんですが、ピアノとか何も習ったことはないのに、音感が良く、音に対する感覚はとても鋭いものを持っています。



息子の作ったものがネット上で売れるのか、私にはさっぱり分かりません。



そういう仕事はこれからAIに取って代わられるのではないかとも思います。



でも、「父さんと母さんがいなくなったら僕は死ぬ!」「二十歳になったら死ぬ!」と言っていた息子が、自分なりに考えて前を向いて生きようとしています。



それだけで、嬉しいのです。



外で働くのは難しいと自分で思い込んでいる息子が、自宅でできることで少しでも収入を得ようとしている。(どうなるかは分かりません)



そう思うと、ささやかなことにも喜びを感じます。






もう1つ、息子が自分で考えてやったことがあります。



自分のお金で、コンポストを買ったのです。



コンポストとは、微生物の働きで生ゴミを発酵•分解して、堆肥に変えるための容器です。



息子は、ほぼ毎日裏庭に生ゴミを埋めています。



そうすることで、畑が肥えてよい土になります。



おかげで、今年は昨年よりもたくさん野菜が収獲できました。



でも、カラスとかが来て、埋めた生ゴミを掘り起こすので、コンポストを試してみることにしたようです。



息子が農業に興味を示した時には、「えっ?農業?なんで?」と思いました。



よく考えてみると、現在の不安定な世界情勢やら日本の低い食料自給率やらを考えると、将来的に自分の畑で野菜を作るというのは、理にかなっています。



きっと生きていく力になることでしょう。





世間から見れば、同世代から見れば、変わり者かもしれませんが、息子はしごく真面目に自分らしく生きようとしています。



私の想定していたのとは全く異なる息子の人生です。



進学や就職をゴールと考えていた頃は、息子のやることなすことをそれに結びつかないことと捉えて、否定的に見てしまっていました。



いつの間にか、進学や就職に(あれほど)執着していた自分がどこかに行ってしまったようです。



これでいいのだと思います照れ