息子は学校が大嫌いだったけれど、給食だけは楽しみにしていた。
小6で完全不登校になるまでは、なんだかんだ遅刻したり早退したりしながら、給食だけは食べて帰っていた。
夫は会社だったので、家での主婦1人の昼食は、自分のためだけに作る気にもならず、簡単な物や残り物ですませていた。
息子が中学生で家にいるようになってからも、そんなに気をつかうこともなく、家にある物を食べていた。
そのうち、息子は自分で用意するようになり、手がかからなくなった。
ところが、夫が病に倒れてからは、昼ご飯の用意が大変になってきた。
簡単な麺料理では、すぐにお腹がすくと言うので、ボリュームやバランスを考えて作るようになった。
体の不自由な夫にとって、食べることは数少ない楽しみなので、メニューも変化をつけるようにしている。
始めのうちは、めんどくさくて負担で仕方がなかった。
特に午後に夫のリハビリのある日は、早目に昼ご飯を用意しなければならず、バタバタと食事の準備に追われる。
でも、3食きちんと食べるようになってから、自分の体調が良くなってきた。
便秘も解消された。
通っているトレーニングジムでは、毎食たんぱく質をちゃんと摂るように言われているので、そのことにも気をつけている。
夫や家族のためだと思っていた食事作りは、けっきょくは、自分のためでもあったのだ。
今日は、夫の大学病院の受診の日だった。
新しく建て変わった建物には、食事をする場所がない。(建物の外にはレストランがある)
中にコンビニがあるので、みなさんそこで買った物を用意されたテーブルで食べている。
私達もそうすることもあるのだが、なんだか味気ないので、できるだけお弁当を作って持っていっている。
そんなことをしている人は、周りを見渡しても誰もいない。
ちょっと恥ずかしい気もするけど、その方が自分の体調もいいし、節約にもなる。
今日も残り物を詰めて持って行った。
お弁当の時間は、楽しい時間でもある。
