梅雨空の中、『あじさい屋敷』に行ってきました。
ここは、個人所有の裏山の傾斜地一面に紫陽花が植えられていて、ちょっとした観光名所になっています。

これまで何回も紫陽花を見に行っていますが、一番思い出深いのは、実家の両親を案内した時のことです。
たしか結婚1年目の7月の上旬だったので、すでに見頃は過ぎていましたが、両親と3人で紫陽花の咲き乱れる山を散策しました。
私は、父親とは折り合いが良くなくて、家族で楽しく過ごした思い出はほとんどありません。
母から父の愚痴を聞かされ続けていたので、仕事ばかりで家庭を顧みない父に反発してきました。
けれども、私が結婚して遠く離れて暮らすようになってからは、少し関係性が変化してきました。
その時も私の車であちこち地元を案内すると、父は嬉しそうにニコニコしていました。
実家で見ていた仏頂面の父とは別人のようでした。
私が嫁いだことで安心したのか、遠くに嫁いだ娘に情が湧いたのかわかりませんが
一緒に楽しく過ごせたことが、数少ない思い出になっています。

久しぶりにその思い出の場所を訪れてみました。
夫と2人で初めて来た時は、山を覆い尽くす色とりどりの紫陽花に圧倒され、感動を覚えました。
両親と来た時は、花は咲き終わりでしたが、2人と一緒に居られることがしみじみと嬉しかったです。
夫と息子と3人で来た時には、息子があまり興味がなさそうだったので、楽しめているのかそればかり気にしていました。
私1人で来た時には、ゆっくりと花を鑑賞して楽しめた気がします。
その時々で気持ちは違っていましたが、紫陽花はいつも変わらずに美しく咲き誇っていました。
癒しをくれる私の大好きな花の一つです。
