フィギュアスケートペアのりくりゅう(木原選手、三浦選手)の金メダルは、日本中を感動させた。
金メダルを取った後のインタビューでは、どうやってフリーの演技に向けて気持ちを立て直してきたのかをいろんなメディアから質問されていた。
ショートでのリフトの失敗で5位と出遅れてしまい、木原選手は『もう終わった』と心が折れてしまい、泣き続けていた。
その夜は、ぐっすり眠ることもできず、翌日も朝から涙がポロポロこぼれて止まらない。
ペアの三浦選手やコーチやスタッフがそばでサポートをした。
「まだ終わったわけではない」
「積み重ねてきたものがある」
ポジティブな言葉が木原選手の心に届いていった。
木原選手は、仮眠をとった後は心も体もスッキリして、その日のフリーに向けて気持ちを立て直すことができた。
涙が枯れるくらい泣いたということは、感情をしっかり吐き出せたのではないかと私は思った。
絶望的な気持ちを感じ切ったのではないだろうか。
そして、身近にいる周りの人からのサポートも良かった。
これまでは、9歳年上の木原選手が引っ張ってきたが、今回は三浦選手がお姉さんになって木原選手を支えた。
そのことがインタビューで話題になると、木原選手が「立て直したのは僕ですから」と笑顔で話していた。
そうだよね、、、
最終的に乗り越えるのは自分だし、在り方を決めるのも自分だ。
その後に続く女子シングルショートでも日本の3選手の演技は素晴らしかった。
どの選手も演技後のインタビューで「楽しかった」と口にしていた。
あの重圧のかかるオリンピックの舞台を楽しめたというのだ。
特に最終滑走だった千葉百音選手の試合後のインタビューには感心させられた。
自分がオリンピックでそれも最終滑走でこんなに楽しく滑れていることに感謝の気持ちというか幸せだなと思いながら踊ることができました。
緊張しているという自信はある中で、これを試練ととらえて折り合いというか、気持ちを整理しながら緊張しながらいつもの滑りができたのが、成果として得られた部分なのかなと思います。
若いのに、冷静に客観的に自分を分析している。
「楽しむ」「幸せ」「感謝」など、心のことを学んでいたらちょくちょく出てくるキーワードが散りばめられている。
きっと、メンタルトレーニングもしっかり積んできているのだろうと想像した。
オリンピックには様々なドラマがあって、人生の縮図のようにも思える。
そこに、自分の人生も投影しながら見てしまうので、感動もより深くなる。
残りの競技もどんなドラマがあるのだろう。
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