Kunさんのインスタで、映画のTV放映の紹介と、鑑賞後に対話する会のお知らせがあった。
たまたま目にして気になり、NHKEテレで視聴したらむしょうに誰かと話したくなって、あわててシェア会に申し込んだ。
映画を観た私の率直な感想は、、、
変わってないじゃん!です。
私が現場にいた四半世紀前の学校の風景とまったく同じだった。
変わっていたのは、子ども達が一人ひとりタブレットを持っていたこと。
教育内容や学び方の変化はあるだろうけど、授業も行事も給食も掃除も、活動の様子は変わっていない。
それは懐かしくもあり、変わらないことへのショックでもあった。
大元の学校制度そのものが変わらないのだから仕方のないことではある。
ここ10年でも世の中はものすごいスピードで変化しているのに、学校だけは『十年一日のごとく』真空地帯みたいだ。
そして、あいかわらずの集団教育、みんなと合わせることが強く求められている。
入学してからすぐに集団での行動を形から教え込まれることで、子ども達は日本人になっていく。
良い面もあるのだが、私もこうやって日本人になってきたのだと、少し怖さも感じた。
我が子の不登校を経験した身としては、そんな指導は繊細な息子にとって耐えられないだろうと思った。
現場の先生達は、おそらく何の疑いもなく(私もそうだったけれど)頑張ること、努力すること、集団としてまとまることを大切な価値としている。
シェア会に参加した人達は、どちらかというと批判的な感想が多かった。
・先生の指示に従うことを優先する集団では個が育たないので、子どもが自分の考えを持ったり意見を言ったりすることが難しい。
・みんなと同じようにできない子どもに対する先生の声かけや叱責が気になった。
・ある先生の「自由と制限の中でバランスを取りながらやってます」と言葉があり、教師の葛藤が感じられた。
・ヨーロッパでは、70〜80年代に教育を大きく変えることに舵を切ったが、日本は高度経済成長の成功体験があるため変えられなかった。
・子どもアドボカシーが注目されているが、子どもの意見を聴くゆとりがない。
同じ映画を観ても、目の付け所や感じ方が様々で、それをシェアするのがとても面白かった。
この映画を撮った監督は、外国の学校を経験して日本の学校に帰ってきた時に、子どもが自分達で掃除をして規律正しく行動する日本の学校に感動したそうだ。
それで、日本の教育の素晴らしさを伝えたくてこの映画を制作したらしい。
ところが、予想外の反響が多く寄せられた。
この映画を観てどう感じるかは、その人の学校教育への捉え方、受け止め方が如実に表れる。
映画への賞賛だけではなく、批判的な意見も出ているということは
今の学校教育に疑問を抱いている人達が多くいるということなので、今後活発な議論が沸き上がることを期待したい。
映画の最後の3学期の学級じまいや卒業式の様子では、思わず涙が出そうになった。
子どもは純粋で可愛いなぁ、、、
やっぱり私は学校が好きなのかなぁ、、、
教師は子どもの成長を感じられる魅力的な職業であるのに、現実はしんどい仕事になってしまっているのが残念だ。
また、学校生活は忙しいので教師も子どもも立ち止まることは許されず、流されていかなければ目の前の課題はこなせない。
疑問を持ったり考えたりする余裕はない。
そう思うと、我が子が不登校になってたっぶりと自分と向き合う時間があったことは、自分軸ができるという意味では良かったのかもしれない。
映画の中で研修会の講師が言われた「集団教育は諸刃の刃」という言葉をしっかり考えないといけない。
こういう話題は大好物(関心がある)ので、私ももっと対話していきたい。
主催者さん、参加者さん、すてきな時間をありがとうございました💕
