息子が、「腕時計が欲しい」と言う。
遠方に出かけるのに乗り継ぎが何回もあり、スマホをいちいち立ち上げて時刻を見るのがめんどくさいそうだ。
「これを使えば?」と、夫が義父(私にとっての。息子にとっては祖父)の遺品の腕時計を渡した。
高級時計を集めていた義父が、その中の一つを「孫に」と生前にくれたらしい。
義父は、伊達男でおしゃれで、戦後でも香水をつけるような人だった。
数カ国語が話せて、ウィットに富んだ会話もできたので
結婚前も結婚後も女性にかなりモテたらしい。(外国人の彼女もいたそうな
)
そのおかげで、義母も夫達子どもも大変な苦労を強いられた。
父親を反面教師にしたせいか、夫はひたすら固く生きてきたようだ。
私が「お義父さんはあんなに女の人にモテたのに、あなたはどうしてそうなの?」と聞いたことがある。
夫は、「俺はフェロモンが出てないんだ」と言っていた🤣🤣🤣
息子にも義父のモテ遺伝子は受け継がれてないみたいだ💦
私が腕時計を初めて着けたのは、高校に入学した時だった。
お祝いに買ってもらった銀色の腕時計を着けると、大人に少し近づけたようで嬉しかった。
息子はすでに成人しているが、腕時計を欲しがるなんて、少し社会に近づけた感じがする。
義父には新しい家庭があったので、息子が産まれてもそんなに頻繁に行き来はなかった。
それでも、心のどこかに孫を想う気持ちはあったのだろう。
息子は、おじいちゃんの腕時計が気に入ったみたいで、さっそく腕に着けていた。
おじいちゃんの腕時計がどうか息子を守ってくれますように🙏🏻
