未来地図5周年Special miraicafe 「不登校経験者に聴く〜あの頃の気持ちは」で
後藤誠子さんの次男の匡人(まさと)さんがお話しされる会が開催されました。
匡人さんは現在、ワラタネスクエアのスタッフをされています。
お母さんの誠子さんの講演は、何度か聴いたことがありますが
不登校ひきこもりの経験者である息子さんのお話は初めて聴きます。
専門家や先輩ママ達の話に比べて、当事者や経験者ご本人のお話が聴けることは少ないので、貴重な機会でした。
匡人さんは、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれました。
心に残った匡人さんの言葉と私のつぶやきです![]()
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朝起きられない
やりたい、学校に行きたいのに元気が湧いてこない、体が動かない。予定なく過ごしているので朝起きなくてもいいとなる。朝は(みんなが)動き出すので、心が持たない。自分を守っている。1日のどこかで眠れていれば大丈夫。
親は敵ではなく味方に
「なんで?」「なぜ?」と聞かれても、自分でもわからない、答えられない状態だった。攻撃されたり責められていると感じていた。母からの「辛かったね」という声かけで初めて味方だと思った。親が勉強して変化して過ごしやすくなった。一番近い人が一番の味方でいてほしい。
以前、息子から「親のことをずっと敵だと思っていた」と言われた。家の中で敵と暮らすということは、いつもピリピリと警戒して心が休まらないし、エネルギーを溜めるどころではなかっただろう。親は、子どもの一番の味方でいたい。
見守りは監視ではない
見守りが監視になっていないか。自分の生活を全部把握されて監視されていては、家の中で気が休まらない。めちゃくちゃ窮屈。他愛ない会話をする。目を離すくらいがよい。私も見守りではなく、息子の一挙手一投足を見張ってたなぁ。親が言葉には出さなくても、その視線や雰囲気から子どもは親の「困ったものだ」「これからどうなるんだろう」といった心配や不安を感じ取り、それで疲弊してしまう。
認められて否定されない場所
元気で明るい人、認めて攻撃してこない人と一緒に過ごして心を回復する。良い環境で休むこと。(外に出られたり動き出したきっかけを問われて)自分のことを認めてもらえて、否定されない場所で、『こんな自分でもいい。このままの自分でいい』と思えたことで変わってきた。
不登校になって
楽しい時期ではなかったが、経験したからこそ人に対して優しくできるようになった。今の自分にとっては必要な時間、大切な時間だった。
ちゃんとつまずく
キャパ以上に頑張って落ち込むこともある。(本人が)体験してみないとわからない。ちゃんとつまずくことが大事。
私は息子が失敗するのが怖かった。そのことで息子が荒れたり落ち込んだりするのを見たくなかったからだ。だから、つまずかないように足元の石を取り除いたり、倒れそうになると手を差し伸べたりしていた。「ちゃんとつまずかせる」ことは、きっと乗り越えていけると、子どもを信じることでもある。この言葉から私は勇気をもらった。
お母さんが、子どもの苦しさ辛さに心から寄り添えた時が、親が敵から味方に変わった大きな転換点だったようです。
私はそうなるまでに時間がかかりましたが、それが親子関係を良くするポイントだと思います。







