あるところに、けこたんというお母さんがいました。



けこたんには息子がいて、その子は発達障害で不登校でした。



けこたんの心の中には、いつも不安ちゃんが住んでいました。



この子は学校に行かないでどうなるのだろう?

将来、働けるのかな?

このままずっとひきこもるのかな?

親亡き後、1人で生きていけるのかな?



不安ちゃんはどんどん大きくなっていき、苦しくて辛くてたまりません。



不安ちゃんが自分の中にいることが嫌でした。



けこたんは不安ちゃんを消したくて、いろんな所に出かけて行きました。



相談したり話を聴いてもらったりすると、その時は不安ちゃんが小さくなった気がします。



けれども、何か気になることが起きると、その度に不安ちゃんが大きく膨らんできます。



無理やり心の奥に押し込めて見ないふりをしても、「大丈夫」と思おうとしても



消えることはなく、次々と湧き出てきます。



けこたんは、心のことに関心を持ちました。



どんな自分の感情も否定せずに受け止めることを知りました。



不安ちゃんのことも自分で受け止めてみようと思いました。



怖いよね、、、

心配だよね、、、

親だからそうなるよね

あなたは、どこからやってきたの?

本当にその通りになるのかな?

私に必要なのかな?

私はどう考えて行動すればいいのかな?




不安ちゃんと向き合うと、不安ちゃんはだんだんと小さくなって



いつのまにか見えないくらいになりました。



時々、不安ちゃんが出てきますが



その度に、けこたんは不安ちゃんに丁寧に向き合います。



だんだんと不安ちゃんと仲良くなり、うまく付き合えるようになってきました。



不安ちゃんを息子にぶつけることもなくなりました。



けこたんは、これからも自分の中の不安ちゃんと上手に付き合えたらと思っています。