息子の畑作りは、すぐに飽きてしまって長続きしないだろうと思っていた。



けれど、予想に反して息子が農業(家庭菜園)にはまっている。



元々造成した土地なので、土が痩せていて、作物もなかなかうまく育たない。



そこで、生ゴミを埋めたり、ぬかをまいたりして土作りをしている。



また、苗を買ってくるのではなく種から育ててみると言って



2階の窓際には、何やら芽の出たポットがたくさん並んでいる。



有機農法にも関心があるようだ。



息子の頭の中では、次に何をするかをいつも考えていて、ネットでもいろいろ調べている。



自給自足を目指すという考えは、(私には)実現不可能にも見えるが



本人はあくまで真剣だ真顔



息子は自分で考えてあれこれ試してみたいようだ。



虫が食ったり、うまく育たなかったり、失敗は多いが学びも多い。



どこかの農園で指示通りに農作業をするという働き方は、息子には合わないだろうと思った。



収穫できる物はわずかだけど、その野菜を使って料理をすると、家族の話題が広がる。



本人は食費の軽減になって、家計に貢献していると思っているようだニヒヒ






今度はあれを植えてみようかな。


そろそろ植えかえようかな。


種を取って来年も植えてみようかな。


こんな道具を使ってみたいな。




次々とやりたいことが湧いてきているようだ。



次は、今度は、明日は、、、



そうだ、息子には明日がある。



先は見えなくても



明日はある、、、。



その積み重ねが未来に続いていく。



私の心がまた少し軽くなるのを感じた。



時々不安に襲われたりして、精神的なアップダウンのある息子だが



土に触れること、自然を感じることは、精神安定に一役買っているのではないかと思っている。