夫が、古くからの友人の家に連れて行ってほしいと言う。
段差のある箇所は、手すりがないと歩けないので
「家の中に入れないでしょ」と言っても「行きたい」と言う。
夫は突然倒れたので、それ以来自由に動くことも運転することもできなくなった。
その悲しみと辛さはどれほどのものだろうかと想像する![]()
私は同伴することにした。
夫は人付き合いが苦手で、人と群れることも大嫌いな人だ。
それでも、何人かの友達はいる。
遠方にいる学生時代からの友達は、温厚でごくごく常識的な方だ。
それ以外は、はずれ者というか、ロンリーウルフというか
周りに迎合しない、我が道を行く方達ばかりだ![]()
変わり者には変わり者が集まるのかなと思ってしまう。
どの人も心根は優しい。
そして、奥さん達もどこか私と共通する所があって、馬が合うのだ。
友達の家では外で話をしていたが、蚊に刺されるので家の中に移動することにした。
車椅子と杖を使って、玄関前の段差では友達が支えてくれた。
家の中で、男同士、女同士でしばらく話をした。
帰り際、夫は「楽しかった〜」と繰り返し言っていた。
人の目を気にせず不自由な体でも人に会いに行く夫は
ある意味、自己肯定感が高い自分軸の人なのかもしれない。
友達の温かさも感じ、人っていいなぁと思えた日だった。
