コロナ禍でマスクが不足した時、久しぶりにミシンを出してマスクを手作りした。
ミシンでの物作りが楽しくなった私は
バッグやポーチを作り始めて、止まらなくなった。
どんなデザインにするか考えて、型紙から作って
布の組み合わせを決めるのがとても楽しかった。
製作中ももちろん楽しいのだが、なんといっても
出来上がる寸前に、少しの隙間から表側にひっくり返す時のワクワク感がたまらない。
スポン!と自分の作品が生まれてくるようで、その瞬間が感動モノなのだ。
朝から晩まで夢中になって、何十個も作った。
夫からは「楽しそうだね、生き生きしてる」と言われ
なんならネットで販売しようかと思っていたくらいだ。
ところが、私の楽しい活動は突然、強制終了した。
夜中に指が痛くて眠れなくなり、病院に行ったら
「ヘバーデン結節(指の関節炎)です。指の使い過ぎです」と言われた💦
指に力を入れたり、作業をすることを禁止された。
それ以来、ぱったりと私の手芸活動は終わった。
最近、オンラインで筆文字を教わった。
やってみるとなかなか楽しくて、もっと書いてみたいと思った。
好きな作家さんの文字を見つけたので、さっそく練習用キットを購入した。
頭の中で、どんな言葉を書こうか、絵を入れてみようかと、いろんなアイディアが次々と浮かんでくる。
私の特性として、夢中になるとついついやり過ぎてしまうので
無理しすぎないように楽しくやっていきたい。
お母さんが好きなことをやるのは、不登校、ひきこもりの子ども達にとっては良い事だと思う。
渦中の頃には、私はそんな気にもならなかった。
明日は学校に行くのだろうか?
休むのだろうか?
いつから動き出すのだろうか?
今日の機嫌はどうかな?
どこか居場所はないだろうか?
どこに相談しようか?
そんなことばかり考えていて、口には出さなくても
子どもの一挙手一投足を見つめていた。
いや、見張っていたのだ。😰
息子は、私の視線や負のオーラを感じて、さぞや息苦しかったことだろう。
「母さんは母さんの人生をやってくれ」
当時言われた、口数の少ない息子からの言葉が思い出される。
的を得ている、、、
親が、誰かのためではない自分の人生を大切にすること
それが、子どもが自分の人生を大切にすることになる。
最近、しみじみと思う
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