先日の親の会でお会いした相談員の方が
親子関係をこじらせると8050問題に繋がります
とおっしゃった。
不登校、ひきこもりには様々な要因が考えられるが
解決への土台として親子関係が大きく関わってくる。
現場の最前線で、様々な人に対応されている方の言葉はとても重く感じられた。
では、親子関係をこじらせないためにはどうすればよいのだろう?
それは、学校に行かせることでも仕事に就かせることでもない。
親と子の信頼関係を築くことだ。
そのことを精神科医の藤井悠先生が【「不登校」「ひきこもり」を考える】シリーズで述べておられる。
(5月の過去記事にあげてます)
大事なのは親の教育方針、価値観を貫く「名」ではなく、子どもが前を向いて歩ける「実」である
「良い親」ではなく「分かり合える親」を目指す
そのために「傾聴・共感」が大切である。
息子は「あんたらは信用できない」とよく口にする。
その度に、私は情けなくもあり、少し腹立たしくもある。
私なりに当時は精一杯やってきたのに
今も努力しているのにという思いもあるからだ。
でもそれは、魔法の杖の一振りで解決するようなものではない。
長年の積み重なった親へのこじれた思いがあるのなら
親子間のズレがあるのなら
それを、ほどいてほぐしていくには時間がかかるだろう。
子どもにとって、信頼できる親とはどんな親なのだろう?
自分の思いを否定されない
気持ちに寄り添ってくれる
そんな親だろうか。
私にとっては、まだまだ長い道のりだけれど
日々の生活を大切に
心を大切に
積み重ねていきたい。