夫が勤めていた会社の側に桜並木がある。



まっすぐな道路の両側に桜の木が整然と植えられており



車の少ない通りなので、いつもはスピードを上げて通り抜けている。



昨日は、満開の桜を眺めながら車を走らせると



一瞬、桜の国に迷い込んだようで



なんとも言えない幸せな気分になった。



あ〜しあわせ🌸



思わずつぶやいた。






息子が不登校だった時はこんなふうに思えただろうか。



たぶん、同じものを見ても今のようには感じなかっただろう。



あの頃は、息子が学校に行けるようにならないと私達は幸せになれないと信じていた。



自分がなんとかしなければと肩に力が入り、体がガチガチだった。



体もだけど、心もガチガチだった。



よく不登校のお子さんを持つお母さんが



「何も感じられない」


「一人になると、何をしていいかわからない」



と口にされる。



私もそうだった。



楽しむこともわからなくなっていた。



自分の感情もわからなくなっていた。



ある講座で『感情を感じるにはまず、五感で感じることを大切にしてください』と学んだ。



『見る、聞く、臭う、味わう、触る』どんな小さなことでもよいそうだ。



私は、空を見上げた、、、



風を感じた、、、



花の匂いをかいだ、、、



食べ物を口の中でしっかりと味わった、、、



ゆっくりと湯船につかった、、、



そんなささいなことにも喜びと発見があった。



感じることは、自分の感情を大切にすること。



自分の嫌な面からも目をそらさずに向き合うこと。



その繰り返しで、少しずつ自分が楽になっていった。





息子が学校に行けなくてもひきこもっていても



幸せは感じられる。



命があれば幸せはある。



今年も桜が見れてよかった。



自分はあと何回桜が見れるのだろう。



今を感じて、今を大切にしたい。